賢人の考え

2010年9月24日 (金)

トヨタウェイ2001の「行動基準」

  1. 現場に行って問題を見つけなさい。
  2. 問題にすぐに取り組んではいけない。大きな視野でもう一度見つめ直しなさい。
  3. 本当に大事なことなら横に展開しなさい。
  4. 問題を見つけたあなたが決断して実行しなさい。
  5. 粘り強く最後までやり遂げなさい。
  6. トヨタの源流である最も効率的な仕事のやり方、業務のプロセスを日々考えて下さい。
  7. 部下があなたに挑戦してあなたが作った業務プロセスを改善するような風土を作って下さい。
  8. 一人の部下に対して真剣に立ち向かいなさい。
  9. 部下の業績を評価して、結果を部下に伝えなさい。不十分なところの原因を考えさせ、指導しなさい。
  10. 尊敬され、人望のあるリーダーになって下さい。

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2010年7月 9日 (金)

オシム 「日本はすべてを試みたか」 Number 10/7/14号

  • 自分で対戦相手を選べるとしても、パラグアイ以上にやりやすい相手はいない。後から分析したときに、日本は再弱の相手と対戦したことに気づくだろう。自分たちよりも強くない相手と対戦する幸運に恵まれながら、さらに先に進むチャンスをみすみす逃してしまった。残念としか言いようがない。
  • 相手に負けないサッカーをするのか、勝つためのサッカーをするのか? より遠くへ進むために日本はどちらを選べばよかったか?
  • 選手たちは、日本に戻ってビデオを見たとき、自分たちが本当は何もしようとしなかったことがよく分かるだろう。頭も足も全く動かず、すべてをなげうって勝つという意志も見せていなかった。
  • PK選で勝ったのは試合内容で勝利に値しないチームだった。同時に日本もPK選で勝つに値しなかった。
  • 4試合目はこれまでで最も簡単な相手であったにもかかわらず、結果を得ることが出来なかったのはなぜか? 勇気を持ってリスクを冒す強いメンタリティが欠けていたからだ。それは心理的な問題であり、性格の問題だ。
  • 今後はアジア予選の突破は問題にならない。本大会を意識した準備が最初から出来る。

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2010年6月30日 (水)

オシムの言葉 パラグアイ戦について

  • (日本代表へのメッセージは?)未来というものは過去によって作られるものだ。今日の試合は、その未来にとって大きな意味を提供したと思う。何故なら、“してはいけないこと”を学習することが出来たからだ。
  • 今日の試合は、一言で言えば、『自分達が成し遂げようとしていたこと』と『自分達の実力』の狭間を彷徨ったと言える。そして、イーブンな条件で始まった試合だったが、最終的には『勝ちたい』という意思を強く持ったパラグアイがPK戦を制した。
  • 選手達は、『この試合でもっとできることはなかったか』を考えるべきだろう。『自分達は勝つためのサッカーをしたのか?』、『相手に勝たせないサッカーをしたのか?』と自問自答するべきだ。
  • パラグアイは、この決勝トーナメントに進出したチームの中で、最も日本が勝ち易い相手だった。そう考えると、残念で仕方がない。やはり、準備段階から自分達のプレイに自信をもたないと勝つのは難しいということだ。
  • 彼らはカメルーン戦に勝った良いイメージを壊さないようにしようとしていた。その発想は、前半戦は功を奏したと思う。試合の前半、パラグアイ相手に良い戦術で何もさせなかったからね。しかし、その時に、勝つためにできたことをやり切れなかったことが残念。選手全員が考えないといけなかったのに、自分の力だけで得点を奪えると考えている選手がいた。こういうプレッシャーのかかる大会では、グループで取りにいかないとダメだ。
  • ここからは、この教訓をどう引き出すかだ。今大会で彼らは自信を手にしたはずだ。そして、その自信を基礎にして、『W杯の予選を突破できるかどうか』はではなく、『W杯でどこまで進めるか』を考えた国になっていかなくてはならない。そういうチームになるために今日からスタートして欲しい。本大会を見据え、あらゆる可能性を考えて準備出来る国になるために。
  • FIFAのルールについても、一つ言っておきたいことがある。私は、このPK戦を最後まで見てしまったが、W杯という大会について、FIFAとルール評議会は検討して欲しい。PK戦ではなく、もっと相応しい決着の付け方がなかったのかと。90分+延長戦を戦った上で、ルーレットのようなPK戦を戦う彼らの心境を思いやって欲しい。
  • “こぼれたミルクは戻らない”ということわざがあるが、今日の日本はミルクをこぼしてしまった。
    PK戦でW杯に“さよなら”しなくてはいけないことは本当に残念だが、ここまでしかこれないレベルにの準備しか出来ていなかったということだ。だが、選手やスタッフはよくやったと思う。周囲から何を言われようとも、自分達を信じて戦えば結果がでるということを実証し、そして、選手達は自信を手にした。
  • 今大会に関して言えば、どんな強豪相手でも日本は対抗できる力があるということを世界に発信できたのではないだろうか。ただ、もっと勇敢に、もっとリスクのある行動をとれば、もっといいサッカーを見せられたかもしれない。歴史的にも見ても、私は日本は勇敢さを保ってきた民族だと思っている。サムライの時代にしろ、戦争中の神風にしろ、それらは勇気がないと出来ないことだ。だが、サッカーでは、自分の命をピッチ上で失うことはない。だから、命を懸けて戦うことは難しいのかもしれない。
  • 選手達が寝られるかはわからないけど、今日はゆっくり休んで欲しい。次のことは明日から考えればいい。そして、考えなければいけないのはメディアもそうだ。ゴールを上げた選手ばかりが注目されることがまかり通るサッカー文化は作ってはならない。
  • (Jリーグで明日からできることは?)良いプレイをすること。つまり、モダンなサッカーをするということだ。Jのレベル、質を上げること。一つ一つのディティールを追求していくべきだ。もっと走り、もっとリスクを負わなければ、短期間で代表がリスクを負える集団になることはできない。
  • そして、サッカーファンの皆さんにもお願いがある。『日本代表だけでいい』、『Jリーグはどうでもいい』という発想はやめて欲しい。もっとJリーグに、選手達にプレッシャーをかけてください。プレッシャーに耐えうる選手を育てて欲しい。そして、クラブ間にも、“ダービー”というものも有効利用し、競争意識を持たせてほしい。プレッシャーのかかる場面を何度も経験することで、やっと、戦える選手が育つでしょう。そのためには、空っぽのスタジアムではしょうがない。選手もつまらない、サポーターもつまらないサッカーは御免だ。皆さんで満員にしていきましょう。『なぜ、プレミアリーグが常に満員なのか』を考察するだけではダメ。答えは出ている。それは彼らが非常に魅力的なサッカーをしているから。つまり、Jリーグがすべきことはもう見つかっていると思う。
  • この結果は非常に残念だったが、選手、スタッフにご苦労様と言いたい。後、葬式じゃないんだから、賑やかにやりましょう。まだまだW杯は終わっていないですよ。

  • PK戦は誰かが失敗するまで続くゲームです。失敗者を必ず生み出す残酷なくじ引きです。何も恥じることはありません。




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2009年6月30日 (火)

大前研一 「日本のアメリカ化」が始まっている

SAPIO 2009/4/25号
「最強国家ニッポン」の設計図

◆かつてのアメリカ
70年代から80年代にかけてのアメリカは、製造業が国外に逃げてしまった。
これまで、アメリカ企業に競争力がなくなってしまったという分析が主流だったが、実態は大きく違っていた。
実はアメリカ企業は衰退していたわけではなく、労働コストの安い海外に出て行って、グローバル化しただけだった。
ただ、統計的には、「アメリカの生産が減り、海外からの輸入が増えた」ということになる。

◆歴史
歴史を振り返ると、安い労働力を求めて海外に出て行った産業・企業が自国に戻った例はない。
ひとたび海外に出て行った企業は、多少、為替をいじっても、景気がよくなっても戻ってこない。

◆最近の日本
キャノンは中国やベトナムに大規模な工場を持っている。ニコンは高級一眼レフカメラをタイで作っている。
このような「日本のアメリカ化」は今後さらに進展する可能性がある。
日本は労働コストが高いだけでなく、雇用規制が強まっている。
アメリカは製造業がだめになっても、ソフトウエアや金融ビジネスが残ったが、工業製品以外で日本には輸出するものがない。
「日本が未だ強い部分」
  • 製造装置の領域:工作機械、組立機械、金型機械
  • 製造業の上流:シリコンウエハー、フォトレジスト
  • 「製品」より「素材」、「材料」:液晶パネル、ガラス板、接着剤

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2009年6月23日 (火)

ジム・ロジャーズ 中国の世紀、危機必ず克服(その2)

◆ジム・ロジャーズという人
知らない人のために、ちょっと紹介。
Wikipediaのページ
著書は最後にアマゾンのリンクを貼っておきます。投資という観点で、示唆に富んだ書物を書いていると思っています。
過去のブログを見ていると、下記のような一文を引用していました。
  • もし、自分が天才だと思ったら、しばらくは何もしてはいけない。運良く成功をつかんだにすぎない。何でもできると思ったら何もしないこと。(「娘に送る12の言葉」より)

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ちょっと、古いけど。
日経ヴェリタス 2009/03/22号

◆中国
中国は現在、いくつかの問題を抱えているが必ず乗り越えることができると確信している。
米国は幾多の不況を乗り越え、20世紀に繁栄を謳歌した。日本も1960年代後半の金融危機をバネに、続く25年間は経済成長を遂げた。
特に農業分野へ投資している。世界の農産品需要に供給が追いつかない状況が続き、農業の地位は高まる一方である。
水処理、インフラ、発電所にも投資してるが、すべて内需関連の企業である。中国政府が発表した4兆元の経済刺激策が内需を下支えするはずだ。
世界経済全体が傷ついている中で、中国の経済刺激策だけですべての問題を解決できると考えるのは早計であるが、中国の政策の方向性は極めて正しいと考える。中国はこれまで有事に備えて巨額の外貨を準備してきた。そして、現在のような有事にあたり、長期的な競争力を高める分野に投資をしている。
中国の強さの源泉は巨大な人口にあるとの意見があるが、私はこれにくみしない。中国の強さは世界に類を見ない外貨準備高にあり、これがあるからいま適切な対応ができると考えている。
中国経済のけん引役は投資である。消費も幾分伸びるだろうが、中国の消費者も世界経済の行方を心配している。当面は消費に回らず、貯蓄が増えるだろう。
富の格差はどこにでも存在する。この問題を解決できた人は過去にもいない。確かに富の格差の拡大を受け、次の10年は社会が不安定になるかもしれないが、それでも世界が終わるほどの問題になるとは思わない。
正直言って中国以外には興味がない、投資もしていない。ロシア経済は今後10年は悪化の方向に向かうだろう。もしかしたら国家解体に至るかもしれない。また、インドやブラジルに将来性があるとも考えていない。

   

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2009年6月22日 (月)

ジム・ロジャーズ 中国の世紀、危機必ず克服(その1)

日経ヴェリタス 2009/03/22号

◆世界経済
今後数年間は多くの国・地域で経済悪化が続くだろう。特に金融機関は、今後10~20年、もしかしたら30年間は立ち直れないかもしれない。
オバマ米大統領は、確かに魅力的な人物であり、演説が抜群にうまいことは認める。しかし、彼は元々が社会運動家で、経済運営の経験はない。しかも、側近は現在の金融危機の元凶となった人たちである。
AIG、シティグループ、GMはいずれも実質的には経営破綻している。即座に破産法を適用して負の遺産を断ち切るべきである。政府が不良債権処理にお金を投入することでは何一つ解決できない。
巨大企業が破産すると雇用不安が発生するとの意見もあるが、破産しようとしまいと雇用問題は発生する。しかし、競争力のない企業を無理やり生き延びさせれば、雇用問題は今後15年間解決しないだろう。迅速な破産処理をして競争力を回復すれば、雇用問題は2年で解決できるかもしれない。
基軸通貨としての米ドルの地位はすでに地位は揺らいでいる。米連邦準備理事会(FRB)の最近の仕事は米ドル紙幣を印刷することだけである。FRBは米長期国債を購入するといっているが、このままドル紙幣を刷り続ければ先は見えている。すでにいくつかの国では、米ドル以外の通貨を基軸通貨として利用している。
次の基軸通貨は、ユーロが軸となるだろう。もし15年後ならば中国の人民元だろうか。どの通貨が基軸通貨となるかは時期によるが、米ドルが没落することだけは明白だ。

◆イギリス
英国は終わった。
かつて英国の富の源泉となった北海油田はすでに干上がった。最近の英国を支えた金融街シティーも干上がっている。油田と金融に代わる産業は見つからない。貿易収支はどんどん悪化し、世界で最も巨大な債務を抱える国家となった。

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2009年6月18日 (木)

バフェットが語る2009年の世界経済

日経ビジネス 2009/01/05号

根源的な価値(intrinsic value)を持つ企業に投資する。大きな案件をねらう。玩具や遊具のような小さい事業を探しているわけではない。
  • もともとは割安株への投資を行っていたが、今では割安さよりも根源的な強さにこだわるようになった。

夏に来るコマドリを待っていては、春は終わる
  • 逆境の時に積極果敢に攻める企業を評価する。
  • 「技術研究と製品開発への取組が瀬長への先行投資となる。厳しい環境でもそこに力を注ぐ」

金融業は、シンデレラのように損失が出る前に帰るほどうまくできていない。危機脱出に万能薬はない。

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