銘柄分析

2009年9月 2日 (水)

【投資銘柄分析】ボーソー油脂(2608)

会社のページ:http://www.boso.co.jp/
Yahoo! Finance

特色コメ油トップ、関連副産物のせっけん・化粧品など育成。コメを軸として油種拡大。タイに合弁
業種分類食料品
市場東証2部
決算3月末日
配当予想 2010/3:5円(株価170円で、3.01%)
2011/3:5円(株価170円で、3.01%)
PER3.48(株価166円)
PBR0.60(株価166円)
ROE7.2%(2010/3予想)

◆コメント
  • もともと業績の変動は激しい。
  • 一方で、株価の変動は小さい。この1ヶ月での変動は、165~169円。ただし、時々、大きく変動する。

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2009年6月24日 (水)

大林組 2008年度決算分析

◆総評
手堅い経営で突っ込みどころがあまり見つけられなかった。
手堅い経営を反映して、時価総額は大手ゼネコントップの3449億円(3/31時点)。何より、自己資本比率21.5%で、安全性もばっちり。(他社は、12~15%)
売上総利益率もトップで、6.4%。
要するに、今のような「危機の時代」には、手堅い経営がいい。ただ、振り子が「成長の時代」に振れ始めたとき、それでいいのかということ。あるいは、「成長の時代」にあった経営に変われるのか?
「成長の時代」はいつ来るのだろう? 意外と近いのか? あるいは、やっぱり遠いのか?
「成長の時代」になったとき、会社はそれに合わせて変化できるかどうか?(変化して一暴れする金はありそう)

◆開発事業
他社に比べて、売上に占める割合が小さい(4%)。他社は、8~14%。
優良物件にしか手を出していないので、利益率が高い(23.6%)。他社は、10~14%。

◆キャッシュフロー
未成工事受入金の減少:540億円。売上債権の増加:573億円。
要するに、前払い金が減らされて、完成後に支払を求めても、なかなか払ってくれないことが表れている。

◆投資有価証券
ご多分に漏れず、1363億円の値下がり。持ち合い株は他社より多いことが気がかりではある。

◆結局
手堅いけど、おもしろくない。

◆とりまとめのページ

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2009年6月21日 (日)

大成建設 2008年度決算分析

◆売上高と利益
海外工事で損を出しているようだが、それがどのように財務諸表に反映しているのかがいまいちよく分からない。
2月11日のフジサンケイビジネスアイによると、「海外土木事業で発注者からの仕様変更要求による追加費用で採算悪化」と書いてある。
売上高は705億円(4.1%)減ったけど、売上原価は212億円しか減らなかったから、売上総利益は、953億円。販管費を払ったら、66億円の赤字。
ちなみに、販管費は1.5億円の微増。減らす気になれば減らせるところを減らさなかったということは、危機感がないということか?

◆推測
上記から推測してみると、主に海外で、原価をかけて作ったけど、原価割れの値段でしか買ってもらえなかった?
販管費は期首に予算を立てて、そのまま執行してしまったから、減少せず?

◆キャッシュフロー計算書
怪しいところは、「未成工事受入金」の減少額ぐらい。
前年に355億円減って、さらに今年度に406億円も減っているのだから、工事代金の支払い状況は悪化していることが伺える。

◆投資有価証券
大手ゼネコンのご多分に漏れず、774億円の値下がり。

◆特別損失
マンションを受注していた新興不動産会社の破綻で221億円の損失。
海外の土木も駄目だけど、国内の建築もだめということか?

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2009年6月18日 (木)

鹿島建設 2008年度決算分析

◆売上高
市場が縮小しても、仕事は増えている。(ちなみに清水は12%も増えている)

◆利益率
売上総利益率:5.9%、営業利益率:1.0%(2007年度:売上総利益率:6.1%、営業利益率:1.0%)
当社は、受けた工事については、前年度(2007年度)と同レベルの利益は出している。
もともと見劣りしていたが、他社が同じレベルまで落ちてきた。
売上総利益率については、長期的に下落傾向(競合他社も含め)

◆その他の要因(主に特別損失)
工事代金を踏み倒されそうなものが111億円ある。
(特別損失の「貸倒引当金繰入額」)
日経テレコンで調べてみると、
  • 倒産したマンション分譲会社モリモト関連:32億円。
    (新聞には、引き渡し前なので、対抗処置をとると書いてある)
  • 子会社のテクノウェーブ関連:25億円
持っている株のうち、購入価格の半分以下に値下がりしたものが、86億円ある。
(特別損失の「投資有価証券評価損」)
  • ちなみに持っている株全体での値下がりは、約800億円(2007年度は約1000億円値下がりしている。この2年間で1800億円も値下がりしている)
  • 株に関しては、2008年度に76億円分を売って、144億円分買っている。
  • 株を買う原資は、長期借入金で、550億円増やしている。
子会社の不正経理関係:36億円
円高による為替差損:40億円
将来発生する工事損失:197億円
(「負債の部」の「工事損失引当金」)
赤字工事の受注が原因か?
将来の営業キャッシュフローに影響するはず。

◆まとめ
[1] ①、③、⑤は、鹿島建設の甘い体質を反映して身から出たサビか?
  • これがなければ50億円の黒字
  • 突発事項がたまたま2008年度に起こったと考えるのか、当社の体質を表しているのだから、これからも起こると考えるのかによって評価が分かれる。
[2] ②と④は、年度によって、逆に振れることもあるので、どう解釈するかは投資家次第。
  • 建築では、施主企業の株を持たなければならないのも事実。
  • 本当にこれだけ持たなければならないのかがポイント。
  • ちなみに、株の評価損の6割を株主が背負うことになっているが、株主総会で特にクレームは出ていない。

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2009年6月17日 (水)

清水建設 2008年度決算分析

◆売上高
この不況の中、2007年度に比べて12%も増えている。
でも営業利益は、57%減(300億円)。結局、無理して、仕事をいっぱい取ったけど、儲けられなかったということか?

◆工事損失引当金
210億円増えて、423億円。大手ゼネコンでは、最高水準。
赤字工事の受注と海外の工事収益悪化が原因と考えられる。
この金額は、将来の営業キャッシュフローに影響する。

◆営業キャッシュフロー
売上債権の増加額。なんと、2325億円の増加。高層ビルで7~8個分?
たまたま支払が4月以降にずれ込んだというレベルではないと思われる。
一方で、未成工事支出金は819億円の減少。
工事は完成させた(未成工事支出金の減少)。それを売上に計上して、代金を請求した。でも、支払ってもらえないということでしょうか?

◆投資有価証券
大手ゼネコンのご多分に漏れず、大幅に減少。2927億円→2001億円へ、926億円減。
こんなに値下がりする一方で、こつこつ働いて、やっとのことで数百億円の利益を出すことに経営者は疑問を感じないのだろうか?
ちなみに、簿価の半分以下に値下がりして、特別損失となった分は98億円。

◆貸倒損失
鹿島建設のように、110億円、踏み倒されるということは財務諸表には載っていないが、会社のIRページを見るとマンション販売業者の債権20億円が回収不能と書いてある。

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