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2013年6月19日 (水)

【八重の桜 感想】西郷頼母に捧げる正しい意見を通す方法

 西郷頼母の停戦提案は、後の歴史を知っている人間によっては正しい意見ですが、結局、彼の意見は採用されません。
 彼は自分の意見が『自明に正しい』と思っているのかもしれませんが、ドラマを見る限り、『自分の意見を受け入れさせる努力』を十分にしているとは思われません。

 正しい意見を言う人間が孤立したり、遠ざけられたりすることは、他の組織でもよくあることですが、西郷頼母の場合、どのようにすればよかったのでしょうか?

◆突然、その意見を言わない
 『唐突な意見は拒絶される』

 まず、その意見が受け入れられるような下地を作るべきです。
 頻繁に戦況を報告して、敵の兵器の性能が非常に高いこと、味方の兵が無駄に死んでいること、他の藩の兵力との連携が難しいことをについての認識が高まるようにします。
 そして、このまま戦争が長引けば、さらに会津藩の死者が増え続けることを印象付けるべきです。

◆仲間を作る
 『自分の意見が正しければ、必ず賛同者はいるはず』

 ドラマを見る限り、まるで自ら、『みんなで自分の意見に反対しなければならなくなるような状況』を作っているように思える。
 あの会議の場に見方を作る努力をすべきです。
 だれもこのまま会津兵が死んでいくことをいいと考えているわけではないはずです。
 いきなり全員に対して説得するのではなく、個別にアプローチして、どの程度、脈があるのか、あるいは、賛成に転じさせるためのポイントは何かを探っていく必要があります。
 戦地と城内では距離があるかもしれませんが、手紙を書くとか、あるいは、戦場まで視察に来させるのも手かもしれません。

◆自分の意見の価値を説明する
 『自分の意見が自明に正しい』というわけではない。

 ドラマを見ている限り、『自分の意見は自明に正しいから、説明の必要はない』という感じです。
 彼らを説得するためには、自分の意見が通った暁にはどのようなメリットが生じるのかを説明すべきです。
 会津藩には優れた人材がいるのだから、停戦して生き残ることができれば、新しい国づくりに参画して、活躍することが期待できます。
 そこで、十分な活躍が来出れば、会津藩士の『武士の一分』も立つことになると考えられます。

◆受け入れ可能な妥協案を提案する
 『切腹するのは、家老全員。殿は謹慎。城は明け渡す・・・』

 ただし、家老全員、松平容保、新政府軍の受け入れ可能な案を提案しなければならない・・・。

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