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2013年6月

2013年6月28日 (金)

【国土強靱化】藤井聡の存在価値

藤井聡(http://bit.ly/u4Qs1Q)
・京都大学大学院工学研究科教授
経済学者からは物笑いとなっている。

最近、土木業界の人から話を聞いたのだが、「国土強靭化法案」に関連したロジェクトがなかなか動かないらしい。
彼曰く、「自民党の中で二階俊博あたりに力を持ってもらわないと、話が進まない・・・」

それは違うと思う。
これは、自民党内のパワーバランスの問題ではなく、自民党にはまだ良識ある議員がいることの証であると理解したい。
あんな馬鹿の話を信じたら、自民党の評価に関わることをちゃんと理解しているのである。

藤井聡の存在価値は、普通の人間であれば恥ずかしくて言えないようなことを、いかにも学者らしく理路整然と話すことである。
しかも、基本的には『頼まれれば断らない』主義だそうで、呼ばれればあちこちに行って、持論を展開しているらしい。

いくら理路整然と話しても、常識のある人間は、話の矛盾に気が付いて、相手にしないのであるが、バカな人間は騙されてしまう。

選挙の時は、普通の人間もバカな人間も同じ一票を持っているため、自民党の幹部は「バカが騙されて自民党に入れるのであれば、泳がしておく価値はある」と考えているのかもしれない。

もしかしたら、二階俊博自身も「バカをだます程度に騒ぐ」という力加減をしているのかもしれない。

つまるところ、藤井聡は、「もしかしたら公共工事が大幅に増えるかもしれない」という期待を醸成するところにあり、『期待だけで投票する人』が投票してくれれば十分なのである。
しかし、それはあくまでも『期待』であって、選挙が終われば『ただの期待』であることが判明して終わるのであるが、『期待した人』は『いい夢を見た』という満足があるから、後で文句は言わないのである。

結局、自民党と藤井聡は以下のような「持ちつ持たれつ」の関係になって、双方ともハッピーなのだが、双方に関係のない有権者としては、かなり腹立たしい。

自民党⇒藤井聡
 ・バカの票を集めてくれる。

藤井聡⇒自民党
 ・目立つチャンスをもらっている。
 ・政府の役職に就けてもらえる。

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2013年6月24日 (月)

【八重の桜 感想】 「いざという時は死ぬ覚悟」という組織

会津藩は「いざという時は殿のために死ぬ覚悟」を持った藩士たちによって構成されています。
藩士たちに高い規律があり、強い団結力があるのはこのためです。

そのような組織が本当に「いざという時」に直面すれば、どのようにすべきでしょうか?
本当に全員が死ぬべきでしょうか?

このような組織では、階層が上に行くほど、「いざという時は死ぬ」と言わなければなりません。
「自分だけが生き残ろうとしている」と思われてしまえば、自分の名誉が汚れるだけでなく、組織の規律も崩壊します。
だから、どれだけ劣勢になっても、「その時は死ぬ覚悟」と言い続けなければなりません。

しかし、本当に全員が「その時は死ぬ覚悟」で戦い続ければ、本当に全員が死んでしまいます。

全滅することが、その組織が望んでいる「結末」でしょうか?

当然のことながら、「敗者の屈辱」に耐えながら生き続ける人も必要になります。
生き続ければ、「汚名挽回」のチャンスもあるからです。

では、どの段階で、誰が「降伏」を決断すべきでしょうか?

それは、リーダーである松平容保の役割です。
彼以外の人間は、「戦い抜いて死ぬ覚悟」と言い続けなければならないのです。
松平容保だけが、降伏について決断できる立場にあります。
では、彼は「降伏のタイミング」についてどのように考えていたのでしょうか?

確かに、ドラマの中で官兵衛が言うように、期戦に持ち込んで、冬になれば形勢が有利になったかもしれません。
長期戦で切り抜けられる希望があるうちは、「降伏」を持ち出す必要はありません。それは分かります。しかし、本当はどうだったのでしょうか?

来週は、多くの人が死ぬ「涙の回」になりそうですが、私は松平容保のリーダーとしての決断に注目しながら見ようと思います。

ちなみに、現在、我々日本人が生きていられるのは、昭和天皇がご聖断をされた結果である。昭和天皇は「一人でも多くの日本人に生き残ってもらいたい」とおっしゃった。
松平容保はどうか?

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2013年6月19日 (水)

【八重の桜 感想】西郷頼母に捧げる正しい意見を通す方法

 西郷頼母の停戦提案は、後の歴史を知っている人間によっては正しい意見ですが、結局、彼の意見は採用されません。
 彼は自分の意見が『自明に正しい』と思っているのかもしれませんが、ドラマを見る限り、『自分の意見を受け入れさせる努力』を十分にしているとは思われません。

 正しい意見を言う人間が孤立したり、遠ざけられたりすることは、他の組織でもよくあることですが、西郷頼母の場合、どのようにすればよかったのでしょうか?

◆突然、その意見を言わない
 『唐突な意見は拒絶される』

 まず、その意見が受け入れられるような下地を作るべきです。
 頻繁に戦況を報告して、敵の兵器の性能が非常に高いこと、味方の兵が無駄に死んでいること、他の藩の兵力との連携が難しいことをについての認識が高まるようにします。
 そして、このまま戦争が長引けば、さらに会津藩の死者が増え続けることを印象付けるべきです。

◆仲間を作る
 『自分の意見が正しければ、必ず賛同者はいるはず』

 ドラマを見る限り、まるで自ら、『みんなで自分の意見に反対しなければならなくなるような状況』を作っているように思える。
 あの会議の場に見方を作る努力をすべきです。
 だれもこのまま会津兵が死んでいくことをいいと考えているわけではないはずです。
 いきなり全員に対して説得するのではなく、個別にアプローチして、どの程度、脈があるのか、あるいは、賛成に転じさせるためのポイントは何かを探っていく必要があります。
 戦地と城内では距離があるかもしれませんが、手紙を書くとか、あるいは、戦場まで視察に来させるのも手かもしれません。

◆自分の意見の価値を説明する
 『自分の意見が自明に正しい』というわけではない。

 ドラマを見ている限り、『自分の意見は自明に正しいから、説明の必要はない』という感じです。
 彼らを説得するためには、自分の意見が通った暁にはどのようなメリットが生じるのかを説明すべきです。
 会津藩には優れた人材がいるのだから、停戦して生き残ることができれば、新しい国づくりに参画して、活躍することが期待できます。
 そこで、十分な活躍が来出れば、会津藩士の『武士の一分』も立つことになると考えられます。

◆受け入れ可能な妥協案を提案する
 『切腹するのは、家老全員。殿は謹慎。城は明け渡す・・・』

 ただし、家老全員、松平容保、新政府軍の受け入れ可能な案を提案しなければならない・・・。

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2013年6月17日 (月)

【八重の桜 感想】会津藩の『失敗の本質』

 

『時として、勝ち目のない戦いをしなければならない時がある』のは事実ですが、ドラマを見ていると、『果たして、今がその時なのか?』と素朴な疑問を感じてしまいます。

 会津藩の意思決定を見ていると、太平洋戦争の時の日本軍と変わらないじゃないかと思ったのは私だけでしょうか?
 確かに、会津藩は悲劇に見舞われたが、意思決定者たちが正しい判断をしていたかどうかは疑問があります。

 

会津藩の『失敗の本質』を考えなかったことが、80年後に日本全体の『失敗の本質』を考える結果となったようにも思えます。

 そもそも状況判断として、『敵はとことんまでやらないと気が済まないと考えている。なおかつ、戦争の勝敗は武器の優劣が大きな要因となり、明らかに敵の武器の性能が高い』という状況で、「武士の一文」を掲げて戦争するのでしょうか?

 『それでも会津藩は戦争する道を選んだ』という反論もありそうですが、「失敗の本質」風に意思決定の問題をまとめておきます。

◆曖昧な戦略目的
 →結局のところ、戦争目的は「武士の一分」や「朝敵の汚名を拭う」のためだけだったのに、そのために城下を戦場にして、多くの家臣・領民を死なせただけでなく、周りの藩にまで被害を拡大させた。目的の価値とそのコストのバランスを考えていない。
◆短期決戦の戦略思考
 →会津への侵攻ルートの防衛しか考えていない(それ以外、考える余裕がない)。歴史的に見れば『新しい国造りが始まる』ということに気付けていない。
◆主観的で「帰納的」な戦略策定
 →会津への侵攻ルートを防御していれば、そのうち何とかなるだろう。
◆人的ネットワーク偏重の組織構造-「空気」の支配
 →松平容保へ忠誠心の強さと松平容保の好き嫌いが人事に反映されている。もともと「降伏」なんて言える空気にない。西郷頼母が空気を破って発言しても、賛成できる空気ではない。
◆プロセスや動機を重視した評価
 →「我々は、徳川宗家と孝明天皇に忠勤を尽くして、間違ったことは何もしていないのだから、朝敵であるはずがない。きっと分かってくれるはず」

別の観点で見れば、会津藩の悲劇は、西郷頼母に『正しい意見を言ってはいるが、その正しさを周りの人間に納得させる能力は持ち合わせていないことだったかもしれない。
『俺は正しい意見を言っているのに、何でお前ら、分からないんだ?』
それはあなたに、『周りを説得するための能力、戦略、粘り強さがなかったから』

 あるいは、西郷頼母が『正しい意見』を感情を逆なでするように言ってしまったため、もはや会津藩には、『間違った方針』しか立てられなくなった・・・。

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2013年6月15日 (土)

NEWS CORE 2013/6/14 設備投資/為替

http://www.ustream.tv/recorded/34326057

◆設備投資
 日本では、整備投資を促すような政策はとるべきではない。
 企業はすでに設備投資に必要な十分な資金を持っている。
 むしろ、給与、配当、自社株買いのような方法によって、企業が持っている資金を市場に出させた方がいい。
 その結果として、消費が膨らんで来れば、企業は本気になって、設備投資を行うものと考えられる。

◆為替
 為替には、ちょうどいいレベルを測る指標がないので、チャートに頼らざるを得ない。
 今の日本では、悪い円安になる可能性もあった。
 期待のみで短時間で円安に振れた場合は、短時間で円高に戻る可能性もある。

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2013年6月14日 (金)

原発問題の要点

◆電気代は安くなければならない
→あくまでも電気代を震災前ぐらいのレベルで維持できる範囲の選択肢の中で考えるべきである。
◎産業面
 電気代が値上がりすれば、経営が成り立たない産業がある。
 そのような産業では、電気代が値上がりすれば、廃業・人員削減・海外移転を考えざるを得ない。
 「原発が嫌い」という理由は理解できるが、そのような産業に従事している人を失業させていいのか?
◎生活面
 電気代は金持ちも貧乏人も同じ単価で課金されるため、消費税と同じで逆進性を持っている。
 高齢化の進展によって、夏の暑さや冬の寒さに耐えられない体力的に弱い人が増えると、冷暖房の必要性が増す。
 電気代をあまり気にせずに使える環境が必要。
⇒金がかかって、原発の代替になりえない再生可能エネルギーの購入制度は直ちにやめるべき。
 再生可能エネルギーに金を使うなら、性能を上げるための研究開発に金を使うべきだ。

◆化石燃料による発電の時代が来る
 「掘り出す」、「効率的に燃やす」、「CO2を回収する」に関する技術革新が起こっている。
 数年後には、原発の代替することがコスト的にも発電量的にも可能となる。

◎化石燃料の価格が下がっている

 シェールガス革命によって、世界的にLNGの価格が下がっている。数年後には日本も安いLNGが輸入可能になる見通しがある。
 また、石炭も重機の大型化により、北海道でも露天掘りが可能になりつつあり、掘削コストが下がることが期待でる。
 さらに、石炭については、燃焼方式の進歩により、ほとんど粉塵を出さずに燃焼させることも可能となっている。

◎煙突から出るCO2を回収する技術もある

 化石燃料を燃やすとCO2を排出することは避けられないが、煙突からCO2を回収する技術も確立されている。
 後は回収コストと回収したCO2の捨て場所の問題。

◎燃焼効率を上げる技術も高まる

 LNGの場合は、従来は発電効率が40%程度だったものが、これからは60%台が可能になっており、さらに効率を上昇させることも可能であると見込まれている。

◆原発の発電コストは上がる
 想定される地震や津波のレベルが上がるだけでなく、科学的に根拠のない安全対策も『国民を安心させるため』という理由で求められるため、安全対策のコストは大幅に上がるものと考えられる。

●ここまでのまとめ

 化石燃料の調達ルートとそれを燃やす火力発電所が整備されるまでを既存の原発で乗り切れば、火力発電所の電気を主流とする時代が来る。
 だから、化石燃料の発電体制が整備されるまでを原子力発電所でしのげるのであれば、原子力発電所を稼働させるべきである。
問題は、「その時になれば、本当に原子力発電所を止める」という約束の信頼性をどう担保するかとそうした場合に大幅に電気代を下げられることを示せるかどうかがカギとなる。

●その後、どうするか?

 基本的には、「10年後のことは、10年後の人が選択する」とすべきである。
 現在の我々がなすべきことは、「できる限り多くの選択肢を残すこと」である。
 この「多くの選択肢」には、「原発をやめる」も「原発を続ける」も入る。
 いかに多くの選択肢を残せるのかという観点で考えるべきである。


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2013年6月13日 (木)

【八重の桜・感想】なぜ会津藩は悲劇に陥ったのか?

いよいよ来週から本格的な会津戦争が始まりますが、『なぜ会津藩が悲劇に見舞われたのか』、という疑問について何となく分かってきたので書いておきます。以下はあくまでも「八重の桜」を見た感想です。

その理由は、「本当の敵が誰かを考えていなかったから」です。

「本当の敵」とは、西洋列強です。
これは、坂本龍馬の「今は日本人同士で戦争しちょる場合じゃなかじゃき」という言葉にも表れています。
このことは、薩摩藩も長州藩も分かっていました。だから、対立関係にあってもさっさと手を結びました。
徳川慶喜も分かっていました。だから、鳥羽伏見の戦いで負けるとすぐに江戸に引き返して、江戸城も無血開城してしまいます。新政府と戦うことに歴史的な意義がないことを理解していたためです。

ところが、会津藩は天皇-幕府-会津藩の関係しか見ていません。
他の東北の藩が分からないのはともかく、当時、最も情報が集まる京都に4年もいて、そのことに気が付かなかったのでしょうか?
しかも、『武器の優劣が勝敗を決める時代になった』ということに気が付かなかったのか、旧式の武器しか持たず、実戦経験もない東北の諸藩と同盟を組みます。
鳥羽伏見の戦いで何を学んだのでしょうか?

「本当の敵は西洋列強である」という認識があれば、洋学を学んだ人材の多い会津藩の人材も活躍できる場はあったはずです。
結局、会津戦争でこのような人材を死なせることとなってしまいました。

次に思いつく理由として、「革命の本質を分かっていないから」ということも考えられます。

革命に成功した人たちがまず最初に考えることは、『旧勢力の一掃』です。
会津藩も、一掃されるべき『旧勢力』に含まれています。
革命勢力が最も恐れることは、『旧勢力の力が盛り返してくること』。だから、ヒステリックなほど、旧勢力をつぶしに来るはずです。
誰かを血祭りに上げないと、気が済まない。
徳川本家を見祭りに上げることができなくなれば、次に標的になるのは会津藩になることぐらい分かるだろう。
「徳川宗家より重い処分ではないか」とか言っている場合じゃないだろう。
徳川宗家は巧妙に血祭りに上げられる貧乏くじから逃げることに成功したのだ。
次は、会津藩がうまく逃げなければ、血祭りに上がられてしまう。
もはや、松平容保一人の首か、東北地方の多くの人の命かというという選択を迫られているという認識があったのでしょうか?

会津藩については、何となくいい印象を持っていたのですが、「もしかして相当な政治下手?」という方向に傾いています。

現時点では、考察はここまでですが、また、思いついたら書きます。

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2013年6月11日 (火)

プロメテウス 感想<ネタバレ有り>

◆ストーリー
ヒーローフィギュアをレビュー!
よっちーの小屋

◆突っ込み所

1年で365本ひたすら映画を観まくる日記

◆感想
「エイリアン」の前日譚だそうですが、「エイリアン」のストーリーとは整合していません。

ストーリーや突っ込み所は前述のサイトに譲るとして、要するに、「細かいことは気にしないで、スリルとサスペンスを味わいたい人向けの映画」ということです。
「何を描きたいのか分からない」という意見もありましたが、もともと「何も描くつもりはなく、スリルとサスペンスの題材にエイリアンの設定を使っただけ」が正しい理解だと思われます。
ただし、スリルとサスペンスだけに着目すれば、さすがはリドリー・スコット卿、第一級の映画です。

人類の起源を探りに行ったはずなのに、そんなことは完全にパス。
この旅のスポンサー:「There's nothing to learn.」(ここには、何も学ぶべきものがないのだな?)
アンドロイドのデービッド:「I understand,」(その通りです)

http://www.imdb.com/title/tt1446714/quotes?item=qt1707334
「答えは何もない」という一言で、この問題はあっさりクローズ。あとはエイリアンとエンジニアとの戦いだけです。

アンドロイドのデービッドは何でも知っていて、ここには無傷の飛行船があることも知っていて、しかもその飛行船の運転方法まで知っています。
多分、「ここには学ぶべきものが何もないこと」も知っていたと思います。
それなのに、なぜあの爺さんに伝えなかったのでしょうか?

◆「プロメテウス2」大予測
 パート2が作られるようなので、続編を予測してみます。
 想像するに、脚本を書いている段階から、続編が作れそうという手ごたえを感じて、ネタを出し惜しみしたということが実情だと思います。

 エリザベスが向かったのは、エンジニアの星ではなく、ウェイランド社の拠点がある星で、エリザベスのお腹には、第2のエイリアンが成長を始めている(お腹の中に残ったDNAを完全に除去しない限り、何匹でも出てくる)。アンドロイドのデービッドは、本当はウェイランド社からエイリアンのDNAを持ち帰るようにプログラムされていたのだった。
 デービッドはエリザベスに対して言う。「私があなたの指示に従って本当にエンジニアの星に行くとでも思ったのですか? 私は、行く前からあの星には学ぶべきものなど何もないということを知っていました。あの星に行った目的は、生物兵器のDNAを持ち帰ることです。」

 ウェイランド社はピーター会長(?)がその惑星に行くという計画を知って、デービッドに『本当の目的』をプログラムしておいたのだ。
 そのプログラムに従って、デービッドはチャーリー·ホロウェイに黒い液体を飲ませた。
 ウェイランド社は完全隔離状態でエイリアンを飼育しようとするが、結局、逃げ出して、人間を襲い始める。
 そして、ついにはエイリアンは地球に向かう宇宙船にも乗り込んで、その飛行船を爆破しなければ、エイリアンが地球に行くことになってしまうが、その飛行船には主人公の恋人が乗っている・・・。


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2013年6月10日 (月)

メイドインジャパン 逆襲のシナリオⅡ②のまとめ

◆3Dプリンタ
  • アメリカは、3Dプリンタを製造業復活の起爆剤にしようとしている。
  • オバマ政権は2012年8月、3Dプリンタによる革新的なものづくりを行うための国家プロジェクトを立ち上げた。
  • ドイツでは、州政府と企業、大学が共同で3Dプリンタに特化した研究機関を設立。航空機やロボットのような大量生産の必要のない代わりに絶えず技術革新が求められる分野での部品で競争力を生み出そうとしている。
  • 日本は、金型で競争力を持っていただけに、3Dプリンタでは遅れを取っている。
  • 現状では、金型の職人技の方が3Dプリンタより優れているが、いずれは代替される日が来る。
  • 日本は、金型と3Dプリンタ技術の融合を図る必要がある。
  • 南アフリカでは、自国で算出されるチタンを使った3Dプリンタに取り組んでおり、航空宇宙産業での競争力確保を狙っている。
◆政府動向
  • 政府が政策の優劣を競う時代になった。政府の支援が失敗した事例もあるが、3Dプリンタについては、ここで支援をしなければ、必ず負けてしまう。
  • 世界中の国が製造業を重視した政策を採り始めている。これは製造業が多くの雇用を生み出し、なおかつ、製造業の方がサービス業に比べて給与水準が高く、労働者間の格差が小さくなるため。
  • 政府がやるべきことは、「ターゲティング」と「環境整備」がある。「環境整備」で特に重要なことは法人税の引き下げである。
  • 日本は、「できる範囲の政策」しかやっていないので、勝てない。
◆半導体の歴史
  • 日本は70年台に半導体の国家プロジェクトを実施した。プロジェクトは成功し、アメリカのシェアを上回った。
  • アメリカは半導体業界への政府支援(ターゲティング政策)を批判した。日本はターゲティング政策をやりにくくなり、再びアメリカのシェアトップを許した。
  • 韓国は、日本が身動き取れないことを察知して、半導体分野で攻勢に出た。
  • 台湾は、大量に作ればコストダウンができることに着目し、生産に特化した。たくさん作る→コストが下がる→顧客が集まる→更に安く作れるようになる。

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2013年6月 9日 (日)

007 スカイフォール<ネタバレ有> 所感

 今回の敵は、Mのかつての部下で、動機はMへの復讐です。

 これまでのような世界を征服したり、市場を混乱させて株でもうけたりすることを狙っているわけではないので、最初は誰と戦っているのかよく分かりませんでした。
 よって、今回の悪役は目的は、Mを困らせてから、殺すことにあるので、ある意味で小物です。小物である代わりに、深い苦悩をもっています。
 従って、今回の主人公は007ではなく、Mであり、007のようなスパイたちを監督する立場の人間の苦悩が描かれます。

 これは、時代の流れを反映していると思います。
 今どき、世界征服をしようとたくらむ悪役には、ほとんどリアリティがなく、むしろ職場の人間関係の方が深いドラマを生み出すことを作者たちも気が付いているということです。

 また、今まで見た007シリーズの中で、「お色気度」は最低で、限りなくゼロに近いです。
 ちなみに、今回のボンドガールはMです・・・。
 予算的にも、一番、安上がりで済ませているような気もします。

 この映画のもう一つのテーマは、「優秀だがコントロールできない部下の扱い方」です。
 結局のところ、このような部下は、「優秀な」間は重宝するけれども、「コントロールできなくなる」と切り捨てられます。このような部下は、「優秀である」が故に、「コントロールできなくなる」と厄介で、切り捨てざるを得ないのですが、きっちりと切り捨てないと(スパイの場合は殺してしまう)、「優秀である」が故に、「優秀な俺がなぜ切り捨てられなければならないのか」と逆恨みして、厄介な方法で、復讐してきます。
 このような部下には、「コントロールできなくなった時点で切り捨てる」とはっきりと伝えておきましょう。

 あと、レイフ・ファインズ。
 かつての2枚目俳優も、髪の毛が薄くなってしまったのね。「若いころはチャラチャラしてた奴が、今では軽い奴」みたいな感じ。
 次作から007の上司ですか?
 自作のテーマは、「軽い奴が上司になった場合の上司との付き合い方」になりそう。

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2013年6月 6日 (木)

日経「経済教室」 池尾和人 『日銀の「支配力」を過信するな』

日本経済新聞 2013年6月5日 経済教室

  • 日銀が国債を購入する目的は、あくまでも今後2年間で消費者物価上昇率を2%まで高めることである。その意図が実現すれば、金利水準は上昇せざるを得ないはずである。
  • 4月4日の日銀の声明文では、どのようなメカニズムでその目標が実現するのかは明確にされていない。気合いさえ入れれば信じてもらえると言うだけでは、とうていロジカルな主張だとは言い難い。
  • 出口戦略が明確でないことも、予想形成を難しくしている。今から出口戦略を語ることは、中央銀行のやる気を疑わせることになるという理屈で出口戦略は明らかにされていない。しかし、終点が明らかにされていなければ、始点と終点を結んだ経路は描けない。
  • 終戦のイメージも明らかでないままに、戦争を始めるのは、大胆ではなく、単なる無謀でしかない。
  • 今回の量的・質的緩和は実験的な性格が強い政策であって経験的な根拠を書くから説明できないのかもしれない。

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2013年6月 5日 (水)

13/6/2 NHK特集 密着・エネルギー争奪戦 まとめ

  • 日本の電力の90%は火力発電で、主な燃料はLNG(液化天然ガス)
  • 日本が輸入する液化天然ガスの価格はジャパンプレミアムと言われ、世界の平均的な相場より高い価格で買わされている。
  • 輸入総額は、年間6兆円。
  • 日本が輸入しているLNGは16ドル。アメリカでは、4ドルで生産されている。その4ドルに液化と輸送費を加えて、10~12ドルで輸入したい。
  • アメリカ企業は、日本がトータル16ドルで買っているのであれば、トータル16ドルに見合う価格で売りたいと言っている。
  • 【アメリカのシェール革命】→【中東からLNGを買わなくなったので、中東はLNGをヨーロッパに回した】→【これまでヨーロッパに売っていたロシアの売り先がなくなった】→【ロシアは新たな売り先として日本・中国・韓国を狙っている】
  • 現在、サハリンからウラジオストックまではパイプラインが通っている。それに東シベリアからのパイプラインもつなげ、ウラジオストックに天然ガスを液化するプラントを作る予定。完成は2018年の見込み。生産量は日本の消費量の17%相当。
  • ロシアのガスプロムはロシア国内には、利益ゼロで売っているため、日本に対しては利益の出る価格で売らなければならない。
  • ガスプロム担当者:「アメリカのシャールガスの価格は、輸出されていないので国際相場とは関係がない。単なるアメリカの国内価格に過ぎない」
  • 日本向けのLNGの輸出プロジェクトが始まる年度。2017年頃に集中していて、日本が安く買えるチャンス。
    ロシアのウラジオストック:2018年
    アメリカ:2017年
    オーストラリア:2016年
    アフリカ:2018年
  • 天然ガスの火力発電所では、GTCC(ガス・タービン・コンバインド・サイクル)と呼ばれる高効率のシステムの導入が進んでいる。
  • この方法では、1500度の燃焼ガスでタービンを回し、更に水蒸気でタービンを回すので、60%まで燃焼効率を上げることができている。(作っているのは、三菱重工業、GE&東芝連合など)
  • 日本の商社は、単に価格だけでは、交渉にならないので、パイプラインを建設したり、液化プラントの共同運営等を持ちかけて、価格交渉をしている。
  • 新興国でのLNGの消費量が増加する一方で、新たなガス田が見つかって、産出量も増加していくと予想される。

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