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2013年6月 5日 (水)

13/6/2 NHK特集 密着・エネルギー争奪戦 まとめ

  • 日本の電力の90%は火力発電で、主な燃料はLNG(液化天然ガス)
  • 日本が輸入する液化天然ガスの価格はジャパンプレミアムと言われ、世界の平均的な相場より高い価格で買わされている。
  • 輸入総額は、年間6兆円。
  • 日本が輸入しているLNGは16ドル。アメリカでは、4ドルで生産されている。その4ドルに液化と輸送費を加えて、10~12ドルで輸入したい。
  • アメリカ企業は、日本がトータル16ドルで買っているのであれば、トータル16ドルに見合う価格で売りたいと言っている。
  • 【アメリカのシェール革命】→【中東からLNGを買わなくなったので、中東はLNGをヨーロッパに回した】→【これまでヨーロッパに売っていたロシアの売り先がなくなった】→【ロシアは新たな売り先として日本・中国・韓国を狙っている】
  • 現在、サハリンからウラジオストックまではパイプラインが通っている。それに東シベリアからのパイプラインもつなげ、ウラジオストックに天然ガスを液化するプラントを作る予定。完成は2018年の見込み。生産量は日本の消費量の17%相当。
  • ロシアのガスプロムはロシア国内には、利益ゼロで売っているため、日本に対しては利益の出る価格で売らなければならない。
  • ガスプロム担当者:「アメリカのシャールガスの価格は、輸出されていないので国際相場とは関係がない。単なるアメリカの国内価格に過ぎない」
  • 日本向けのLNGの輸出プロジェクトが始まる年度。2017年頃に集中していて、日本が安く買えるチャンス。
    ロシアのウラジオストック:2018年
    アメリカ:2017年
    オーストラリア:2016年
    アフリカ:2018年
  • 天然ガスの火力発電所では、GTCC(ガス・タービン・コンバインド・サイクル)と呼ばれる高効率のシステムの導入が進んでいる。
  • この方法では、1500度の燃焼ガスでタービンを回し、更に水蒸気でタービンを回すので、60%まで燃焼効率を上げることができている。(作っているのは、三菱重工業、GE&東芝連合など)
  • 日本の商社は、単に価格だけでは、交渉にならないので、パイプラインを建設したり、液化プラントの共同運営等を持ちかけて、価格交渉をしている。
  • 新興国でのLNGの消費量が増加する一方で、新たなガス田が見つかって、産出量も増加していくと予想される。

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