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2013年6月 9日 (日)

007 スカイフォール<ネタバレ有> 所感

 今回の敵は、Mのかつての部下で、動機はMへの復讐です。

 これまでのような世界を征服したり、市場を混乱させて株でもうけたりすることを狙っているわけではないので、最初は誰と戦っているのかよく分かりませんでした。
 よって、今回の悪役は目的は、Mを困らせてから、殺すことにあるので、ある意味で小物です。小物である代わりに、深い苦悩をもっています。
 従って、今回の主人公は007ではなく、Mであり、007のようなスパイたちを監督する立場の人間の苦悩が描かれます。

 これは、時代の流れを反映していると思います。
 今どき、世界征服をしようとたくらむ悪役には、ほとんどリアリティがなく、むしろ職場の人間関係の方が深いドラマを生み出すことを作者たちも気が付いているということです。

 また、今まで見た007シリーズの中で、「お色気度」は最低で、限りなくゼロに近いです。
 ちなみに、今回のボンドガールはMです・・・。
 予算的にも、一番、安上がりで済ませているような気もします。

 この映画のもう一つのテーマは、「優秀だがコントロールできない部下の扱い方」です。
 結局のところ、このような部下は、「優秀な」間は重宝するけれども、「コントロールできなくなる」と切り捨てられます。このような部下は、「優秀である」が故に、「コントロールできなくなる」と厄介で、切り捨てざるを得ないのですが、きっちりと切り捨てないと(スパイの場合は殺してしまう)、「優秀である」が故に、「優秀な俺がなぜ切り捨てられなければならないのか」と逆恨みして、厄介な方法で、復讐してきます。
 このような部下には、「コントロールできなくなった時点で切り捨てる」とはっきりと伝えておきましょう。

 あと、レイフ・ファインズ。
 かつての2枚目俳優も、髪の毛が薄くなってしまったのね。「若いころはチャラチャラしてた奴が、今では軽い奴」みたいな感じ。
 次作から007の上司ですか?
 自作のテーマは、「軽い奴が上司になった場合の上司との付き合い方」になりそう。

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