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2013年4月11日 (木)

UDトラック 工場見学(13/4/5)

◆ビジネス環境
  • 国内のトラック会社は、日野(トヨタ傘下)、いすゞ(独立系)、三菱ふそう(ダイムラー傘下)、UD(ボルボ傘下)で、国内市場(6万9千台)の市場を奪い合っている。
  • 世界のトラック業界の合従連衡はまだ終わっていない。これからも合併・吸収の動きはあるだろう。
  • 世界市場のライバルであるダイムラーは、組織構造のしっかりした大企業というイメージ。一方のボルボは中小企業が肥大化していったイメージ。
  • 世界中の工場で生産されるトラックは基本的には同じ設計図に基づいているが、エンジンの設計は微妙に異なる。これは、先進国間で排ガス規制が微妙に異なるからで、エンジンの設定をその規制に合わせて変えなければ対応できない。
  • 日本からは、日本基準で作ってOKな国に輸出している。
  • 乗用車のモデルチェンジが4~5年サイクルであるのに対して、トラックは10年サイクルで、排ガス等の法規制が引き金となる。
  • 次の大きな法改正は2017年になる予定。
  • トラックは販売台数が少ないので、部品価格が高くなる。乗用車と部品の共有化をすれば、コストダウンできる可能性もある。
  • 乗用車と部品の共通化をして、『部品のコストを下げる』のか、部品の共通化を無視して、『単体で安いコストで作るようにするのか』は設計上の大きな選択。
  • UDトラックの輸出範囲内では、インド、中国の方が販売台数は多いが、売上高(販売台数×価格)では、日本が一番大きい。これをどのように考えるかが問題。人口は減りゆくけど、そこそこ儲けている日本を重視すべきか、あまり儲かっていないけど、これから成長する市場を重視すべきかは重要な問題。
◆工場見学
  • 以前にトヨタに行ってきたときと同様に、1本の生産ラインに複数車種が流れていたが、違いは作業員が歩いていたこと。トヨタであれば、作業員は止まっていて、車が流れてきて、次々と部品をつけていくイメージ。車のサイズが大きいので、この点はやむなしと思われる。
  • エンジンの組み立てでは、コンピュータ画面に表示されたところをボルト締めしていくスタイル。実は最近導入されたらしい。「コンピュータ画面に従って作業するのは、職人気質に反するから、以前は抵抗があった」とは、結構意外であった。
  • プレス加工では、1週間分の必要量を加工する。「トヨタ生産方式などと言われるが、その方式で成功させているのは、トヨタだけ」らしい。
  • 最初は、フレームを逆さまにして、車体の裏に部品をつける。そのあと、ひっくり返して、上側に部品をつける。


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