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2013年3月17日 (日)

国債の暴落リスク

とある人の発表用パワーポイントより。
聞いたのは、2012年7月。

◆概論
  • 3メガバンクだけで90兆円超を保有している。
  • 我が国政府債務残高、国際的に比類なき水準に達している。海外ヘッジ ファンド間では、『JGBをショートして火傷をしないと一人前トレーダーでない』と言われるほど、日本国債暴落リスク誰もが一度想定するシナリオである。
◆日本国債が信任されている要因
  • 『家計金融資産が政府債務残高を上回っていること』『増税や社会保障負担率引き上げ余地がある』ことから、「財政再建可能」と市場信認が存在している。
  • 我が国が恒常的な経常収支黒字構造にあり、国内資金余剰にある。 このため、「それら余剰資金が対外証券投資に向かわない限り、国債消化を賄える」と市場信認が存在。
◆国債の暴落シナリオ
  • 家計金融資産を現状維持、政府債務残高増加ペースを00-10年年平均成 長率(3.8%)を前提とすると、家計金融資産-政府債務残高がマイナスになるまでタイムリミットは2021年。但し、実際に、タイムリミットまでに財政再建が 困難と市場で判断されると、その時点で国債が暴落するリスクがある。
  • 所得収支の半分超が債券利子収益によるものである。今後、外国債券利回りが日本並み1%以下に低下したとすると、貿易収支赤字幅次第で経常収支が マイナスとなる懸念がある。
◆日本国債暴落時に銀行が取りうる手段
  • 日本国債を早期に売却し、金利上昇リスクを可能な限り抑制
    ⇒× 邦銀エクスポージャー大きさを考えればほとんど不可能
    ⇒× 仮に邦銀手仕舞いが市場に伝われば、さらなる売りを呼ぶ、スパイラル的な暴落が発生するリスク 
  • デリバティブによる金利上昇リスクヘッジ
    ⇒× 3メガだけで約100兆円に及ぶエクスポージャーをヘッジするだけカウンターパーティ存在しない
  • 銀行界全体で国債買い支えを協調
    ⇒△ 経営責任を果たす上で、政府が財政再建を約束することが条件

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