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2010年11月 8日 (月)

鹿島 アルジェリア 週刊文春 10/9/23

概要
  • アルジェリアの地中海側を東西に1200km走る高速道路の建設プロジェクトで、発注者はアルジェリアの公共事業省。
  • 東側の400kmを鹿島建設、大成建設、西松建設、間組、伊藤忠商事の企業連合が5400億円で受注した。
  • この金額は「日本企業による海外大型工事で大損失を生んだドバイの鉄道工事の倍」にあたる。
  • 工期の期限は当初2010年の1月末の予定であり、8月22日まで延長されたが、未だに完成していないため、1日あたり4000万円の違約金が発生している。

工事が難航している理由
  • 当初の契約になかった追加工事が増えたことで時間と金がかかった。しかも追加の工事代金はアルジェリアが支払わない。
  • 予想以上に崩れやすい気質でトンネルを掘るにも想定以上のコストがかかる。

対策
  • 6月11日、鹿島建設の赤坂別館の会議室で、鹿島、大成、西松、間、伊藤忠の幹部20人が対策を検討。
  • 鹿島顧問の谷内正太郎元外務次官がアルジェリアへ渡り、現地大臣と会談。
  • 鹿島の梅田貞夫会長も現地に乗り込んだ。
  • 結局、交渉は進まず、8月22日の期限を過ぎる。

工事を完成させた場合
  • 赤字が1兆円規模になる見通し。
  • 完成するまでにあと1年以上はかかる。

工事を中断した場合
  • 約4000億円の損失+決着がつくまで1日あたり4000万円の違約金

現状
  • 現地政府と撤退を前提として話し合い。ただし、現地政府は未完のまま簡単には撤退させず、交渉は膠着状態。
  • 既に日本人以外の作業員は家に帰している。
  • 方針が決まるまでは、大きな作業は無し。作業員は時間をつぶして待っている状態。
  • アルカイダによるテロや住民の暴動も起きている。


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