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2010年6月28日 (月)

長谷川慶太郎 勝ち組企業・勝利の方程式

アメリカ
  • 「消費」から「貯蓄」へとスイッチした。
  • アメリカでも「デフレ経済」へ移行した。
  • レーガノミクス
    • 自由競争社会のもと、富める者を優遇することで社会全体が潤う。
  • オバマ大統領
    • 富裕層に多く課税することで富の再分配を行う。
  • 史上最大の規模の財政赤字となるのは免れない。
  • アメリカの存在感がリーマンショック以前に戻る可能性は低く、アメリカもそれを望んでいない。

中国
  • 「世界の工場」から「世界の市場」へ
  • 新車販売の登録台数のペースはアメリカを上回る。特に韓国車と日本車が売れている。
  • 旺盛な消費性向が農村部まで拡大している。
  • 中国政府は、消費を煽りながらも、支援は分割払いに限定し、過度なインフレを抑制している。
  • 結果として、総中流化が着々と進んでいる。

日本
  • 政府は之まで日本経済のデフレ状態を認めてこなかった。
  • デフレ経済化では、「小さな政府」を目指さなければならない。そうすれば、減税で可処分所得を増やすことが出来る。
  • 近年の政権では、小泉政権だけがデフレ傾向を見抜き、「小さな政府」を目指したが、続く政権では、その意図が伝わらず、デフレ政策は頓挫した。

デフレ下で強い企業
  • 独自の技術開発に取り組んでいる。
  • 教育・インセンティブの充実
  • 資産を持ちすぎない

デフレ下での研究開発のあり方
  • 2009年3月期、トヨタは、4369億円の赤字を出したが、この年度、トヨタは9040億円もの研究開発費を投じていた。たとえ最終赤字になろうとも、研究開発費を投じることを選んだのである。
  • 現在の製造業では、生産工程のほとんどはパッケージ化され、多くの汎用品と一部の専門技術の組み合わせで製品が製造されている。
  • 汎用技術は、技術力が一定のレベルに達した時点で差別化が難しくなり、コスト競争へ向かってしまう。汎用製品は、人件費の安い国に一定レベルの工場を作れば、作れてしまうので競争することは出来ない。
  • となれば、専門性が最大限に生かせる分野の特化こそが、生き残りの鍵となる。さらに今後は専門技術が必要な部品・工程はますますピンポイント化していく。
  • 「技術革新」とは、必ずしも「世紀の大発明」を指すわけではない。「商品が高く売れる」、「商品が大量に売れる」、「それを可能とする製品・サービスを提供可能とする」ことである。
  • 携帯電話では、デザインや軽量化で競争が起こったが、この分野の「鍵」にはならなかった。iPhoneが「高付加価値なエクスペリエンス」を実現させることに注力して差別化に成功した。必ずしも最先端のハイテク技術がポイントになるわけではない。


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