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2010年1月23日 (土)

JAL破綻に関する考察

私はとある業界の売上高でトップの企業に勤めております。
(利益率はトップではない。一応、設立時点から完全民間会社ではあります。)
はっきり言って、『超』の付く「ぬるま湯」体質です。

天下り役人を受け入れているのですが、天下り役人をして、「これほど官僚的な民間会社があるとは想像もしていなかった。はっきり言って、前につとめていた役所より官僚的だ」と言わしめているほどです。

社内の意志決定は遅く、何も決まらない会議を繰り替しています。
(そういえば、この会議は何を決める会議だっけ?)

世の中がこんなに厳しいのに、このような会社が今まで生き延びてこられたのは、「その道を目指す人が最初に門をたたく会社」としての地位を保持しているからで、「入社時点では、それなりに優秀な人」を採用して、いざとなれば、そういう人のがんばりで何とかしのいで来たからだと思っています。

なぜ、自分の会社について書いたかというと、JALと深い共通性を感じるからです。
私もどっぷり「ぬるま湯」につかっています。今更、簡単に抜けられるとは思いません。
社内の意志決定のルール、社員の認識がすべて「遅い意志決定」を前提に組み上がっています。これがそう簡単には変えられるとは思いません。

会社の意志決定というのは、「全体として一つの仕組み」で、部分を修正することには意味がありません。また、「そういう仕組みで決定がなされる」という社員の認識と対で機能するものなので、「仕組み」と「社員の認識」をある日、一気に変えてしまわなければいけません。そのようなことが可能だとはとうてい思えません。

JALも何年も前から「危ない会社」と言われていましたが、変われませんでした。
それは、「甘えの体質」というよりも、「一度染みついた体質は簡単には変えられない」ということを示していると思います。

自分が「もうすぐ滅びる恐竜」だと分かっていても、「すばしっこいネズミ」には進化できないのです。

JALの問題は、私にとっては、「明日は我が身」なので、JALをリストラされた人がどのような末路をたどるのかを注視したいと考えています。

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