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2009年12月 4日 (金)

そもそも、なぜドバイはそんなに繁栄したのか?

そもそも、なぜ、砂漠で、石油も出ないドバイがこれほど繁栄したのかを考えてみました。

Wikipediaの「ドバイ」

歴史
  • もともと漁業や真珠の輸出を産業の主とする小さな漁村だった。
  • 1830年代にマクトゥーム家が、アブダビから移住。これに伴ってドバイ首長国が建国された。
  • 1853年に他の首長国と同時にイギリスの保護国となる。
  • 統治を担ったイギリスはこの地を、東インド会社に到るための貴重な中継地とした。
  • 20世紀になると、歴代の首長の推進をもとに自由貿易の政策を採ったことで、周辺地域の商人達の拠点となり、中継貿易港としての色合いを濃くする。
  • 1959年にクウェートからの借金をもとにして、ラーシド首長の推進により社会資本の近代化が図る。
  • 1958年のアブダビにおける油田の発見に続き、1966年にドバイ沖の海底油田が発見される。
  • 1971年のイギリス軍のスエズ以東からの撤退に伴って、他の6の首長国とともにアラブ首長国連邦をこの地に結成。ラーシド首長を指導者に据え、原油依存経済からの脱却の取り組みと産業の多角化を進める。

宗教的制約
  • 飲酒、服装、娯楽、食生活についての制約は少ない。豚肉の料理を出すレストランさえある。
  • ドバイでは許可されたホテルやレストランがあり、警察署の発行する許可証があれば酒類を市中で購入することができる。国外からの持ち込みも可能である。
  • 外国人なら、女性であってもノースリーブに短パン、タンクトップなどといった、欧米と変わらない服装で町中を歩くことが許されている。

産業
  • 元来の石油埋蔵量の少なさにより石油依存型経済からの脱却を志向せざるを得なかった。
  • 特に1980年代の半ば頃から経済政策として『産業の多角化』を積極的に進め、国をあげて中東における金融と流通、および観光の一大拠点となるべくハード、ソフト双方のインフラストラクチャーの充実に力を入れた。
  • 1981年に開設された『ジュベル・アリ・フリーゾーン(JAFZ)』は、外資の直接投資の自由や外国人労働者の雇用の自由を完全に保障する経済特区で、その性質から外国企業や資本の進出を多大に促進した。1980年代には中東における一大流通拠点としての地位を獲得した。
  • 世界の主だった金融機関が進出してきたことから、ドバイは名実ともに中東の金融センターとしての位置を占めることに成功した。このため「中東のシンガポール」と呼ばれることもある。

考察
  • もともと貿易港として栄えていた。そこに、名君が現れて、産業発展に尽くした。
  • 石油が見つかった。でも、埋蔵量は多くなかった。
  • 石油の埋蔵量が豊富な国に囲まれていているが、それらの国は、近代国家にはなり得ない宗教上の戒律があった。それらの産油国は、王族による絶対君主制で、宗教上の戒律を守ることで、統治の正当性を図ってきた。だから、宗教上の戒律をゆるめるわけにはいかなかったのだ。
    • 金利の否定→近代経済学・ファイナンス理論の否定。
    • 飲酒と豚肉の否定:多様な食生活の否定。酒も飲めなくて、料理もおいしくないところに人がくるのか?
    • 男女平等の否定:人口の半分が能力を発揮できない社会。
  • 周りの国は、『近くで、同じ民族で、絶対王政で、なおかつ、戒律の緩い国』が必要だったのだ。
  • そして、ドバイは、「戒律」よりも「産業発展」を選択せざるを得なかったし、投資してくれる国も必要だった。
  • ここで利害が一致した。周りの国の「自国では運用できないオイルマネー」が流れ込むこととなった。
  • ナキール社の幹部に会った人の話。「彼らにコストという概念は無いようだ」
  • ドバイの2009年のGDPは約4兆円と予測されており、ほぼ青森県と同じ経済規模である。【??? 青森県が実はすごいのか? ドバイが実は小さいのか?】

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