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2009年12月

2009年12月31日 (木)

財政赤字は悪くない/山崎元、週刊ダイヤモンド 09/12/26号

  • 「国の債務」は、『現在と将来の橋渡ししなければならない資金』の運用対象としてニーズがあり、多くの金融取引のベースとなっている。
  • 国の財務は「ゼロ」が良いわけではない。問題はその適正規模である。
  • マクロ的なポートフォリオ選択の観点からは、政府債務が過大であるという兆候は意外なほど見つけにくい。
  • 政府が過大になれば、日本の貨幣価値が低下し、インフレが起こるはずだが、実際にはデフレが起こっている。
  • 国内消化率が高い。外国人に消化を依存するようになるとデフォルトの危険が高まり、国際市場も経済も不安定になりやすいが、そのようなこともない。
  • 長期金利が上がった場合の金利負担を強調する論者もいるが、物価も成長率も上がらない状況で金利だけが上がることはない。
  • 金利が上がるということは、誰かが高い金利でも金を借りるということだが、いったい誰がこのような環境で資金を借りるというのか?
  • 成長やインフレは税収を増やす。不景気で失業が増え入ることの方が心配だし、目下の問題はデフレなのだ。
  • 現状においては、財政赤字を拡大させて需給ギャップを埋め、資金需要を作り出した方がいい。これは貨幣とマクロ経済の環境整備にすぎない。

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2009年12月30日 (水)

ドルコスト法の限界

  • 投資できるお金が十分にある場合、これを時間を掛けて投資すると、その間の機会損失が発生する。
  • 投資を分割することによって、余計なコストと手間が掛かる。
  • 一つの対象を買い続けることになるので、リスクを集中させることになる。買う対象も分散させた方がよい。

山崎元:マネー経済の歩き方、週刊ダイヤモンド 09/12/26号

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2009年12月29日 (火)

レアメタル

クリティカルメタル

  • インジウム
  • セレン
  • ガリウム
  • レアアース(イットリウム、ネオジウム、ジスプロシウム)
  • リチウム
  • アンチモン
  • チタン
  • コバルト
  • タンタル
  • ニオブ

  • レアメタルの資源確保
    • 三井物産がカナダの資源開発会社が産出するリチウムを独占的に販売する権利を獲得。
    • 三菱商事住友商事はボリビアのウユニ塩湖の湖水からリチウムを抽出するプロジェクト参加。
  • レアメタルを用いた先端的技術開発
    • 電池関連技術:正極材開発では、田中化学研究所日本化学工業フェロマンガン(マンガンと鉄の合金)を手がける日本電工、負極材の三井金属東海カーボン、電解質を手がけるなど。
    • チタニウムは、自然界に比較的豊富に存在するが、金属チタンは精錬や加工が難しく、鋳造や製品化には大規模設備が必要となるなど、参入障壁が非常に高い。高品位技術で世界トップの大阪チタニウムテクノロジーズ
    • アンチモンは、世界産出量の90%を握る中国が出荷を抑制する動きをみせ、地金価格が高騰するなど調達リスクが高まっている。三酸化アンチモン国内最大手の日本精鉱は豪州産アンチモンを試験的に輸入し、品質確認を急いでいる。中国については、合弁で生産拠点を設け、安定供給体制を確立する計画だ。
    • ジルコニウムは、熱中性子の吸収断面積が最小であることから、原子炉の燃料棒の被覆材料や沸騰水型原子炉用燃料集合体のチャンネルボックスに利用されており、原発建設が増加するなか、注目度が高い。第一稀元素化学工業は、排ガス浄化触媒向けなどジルコニア化合物で首位。燃料電池などでも期待が高い。
    • レアアースも、HEV、MRI、携帯電話向けに需要が急伸している。豊田通商はインドやベトナムで鉱山開発を進める一方、専門商社を買収して体制固め。国内唯一の大型分離・精製プラントを持つ信越化学工業は高純度レアアース製品の一貫生産に強みがある。日立金属ネオジウム、鉄、ボロンを主成分とする磁石を世界に先駆けて量産した実績を持つ。
  • 都市鉱山のリサイクル
    • 日本は電池や携帯電話、IT機器などに含まれるレアメタルを抽出する技術で、世界トップクラスにある。「都市鉱山」と呼ばれるリサイクル可能資源は世界有数の鉱山に匹敵する。
    • インジウムは、液晶・プラズマテレビなど薄型パネルディスプレーの電極に使われ、需要が急速に伸びている。シャープは、回収された液晶パネルなどからインジウムを抽出する技術を開発した。
    • DOWAHDの回収する貴金属の種類は国内最多。アサヒHDは貴金属リサイクル事業が売り上げの90%近くを占める。
    • 松田産業は技術力を生かしアジアとの関連を強化している。
    • アサカ理研は世界9カ国で特許取得した高効率回収装置で貴金属リサイクルを進める。
    • 大同特殊鋼は世界最大級の特殊鋼専業メーカーだが、ニッケルなど希少金属を含む高合金スクラップを効率的に回収できる体制を構築し、モリブデンバナジウムなどの使用を削減しながら性能を高めた特殊鋼の開発に注力している。
    • 貴金属専門商社では、プラチナ系に強いフルヤ金属、中国でのリサイクル事業に進出したアルコニックス。ニッケル鉱石から世界最大の電気炉でステンレス鋼の主原料であるフェロニッケル(精錬前のニッケル)を製錬する国内最大手も関心が高い。

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VTとACWIはどっちがいいか

http://401k.sblo.jp/article/16456684.html

  • VTは「完全法」を目指しているのに対して、ACWIは「サンプリング法」を使うことによって指数に連動させようとしています。
  • 実際の数字で比較すると、VTは2757社中2464社(約95%)の株式を保有しています。一方、ACWIは、2748社中708社の株式しか保有して いません。なんとたったの30%だけです。
  • どちらが良いかは判断が難しい(サンプリング法はコストを抑えられるので)ですが、インデックス投資という観 点で言うとVTの方が好ましいかも知れませんね。

VT
ACWI

証券会社比較

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2009年12月24日 (木)

JPモルガンの2010年の日本株トップ推奨銘柄

http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20091208-19493172-scnf-stocks

2010年トップ推奨銘柄として、NTT<9432>、任天堂<7974>、三井住友FG<8316>、日産自動車<7201>、野村HD<8604>、三菱地所<8802>、京セラ<6971>、富士フイルムHD<4901>、富士通<6702>、住友金属工業<5405>、中外製薬<4519>、旭化成<3407>、全日本空輸<9202>、しまむら<8227>、三越伊勢丹HD<3099>、山崎製パン<2212>を取り上げている。

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都市鉱山 関連銘柄

http://www.stockcafe.jp/?m=stock&a=page_theme_brandlist&tid=600
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0212&f=business_0212_034.shtml
http://www.asset-alive.com/thema/thema.php?tid=1022
http://blog.livedoor.jp/web_magazine/archives/989670.html

<引用>
ただ「都市鉱山」関連の2銘柄を比較した場合、値動きの軽さではアサヒプリテック株に軍配が上がります。この点多少の違いがあるのですが、金先物価格との連動性が高い点は同じであり、その上昇が見込める場合、チェック領域を住友金属鉱山、三菱マテリアルだけでなく、アサヒプリテック、松田産業まで広げること。これがお勧めです。そうすることで金価格上昇の恩恵を受けるチャンスが確実に広がります。

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2009年12月14日 (月)

ジム・ロジャーズ BOT

http://twitter.com/JimRogersBOT

  • チャートは、トレンドがヒートアップしているかどうかを知るための手立てなのだ。
  • 安いという理由だけで、投資の対象にしてはいけない。永久に安いままで、何の価値も生じることなく、ただの紙切れになる可能性もあるからだ。 割安株が暴騰するには、触媒が必要だ。
  • 多くの人は既成の観念にとわられやすく、国家や文化、宗教などから 大きな影響を受けている。それら既存の枠組みを取り払って自ら思索する。
  • 常に質の良いものを買うように。質の良い商品は長持ちするし、より価値が高い。
  • 投資をする際、その対象に価値があると思う。というだけでは投資をしてはいけない。価値があることを「知っている」と考えるまでは何もしてはいけない。
  • 真実を見極めるためには、手に入る限りの情報に目を通して、 何が真実かを常に自分の頭で考える癖をつけておかないといけない。
  • 一般大衆の考えていることに逆らわないといけない。
  • これから世界で起こるであろう未来を理解する。滅んでゆくものに賭けてはいけない。
  • 重要なのは、自分が投資しようとしているものを熟知しているかどうか。


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2009年12月12日 (土)

いつもいつも、今がそのとき

いまが、そのときだ。逃すな。と、わが身にも言い聞かせてみる。考えることも、作り出すことも、表わすことも、苦しいことだけれど。

http://twitter.com/oritako/status/6570274726

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2009年12月10日 (木)

大手ゼネコン イン 中東

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社名 工事名 当初
受注金額
(億円)
状況
大林組 ドバイ都市交通システム 1,140 駅を高級ホテルに作り替えるような仕様変更に苦戦。事業費は当初の2280億円から数千億規模で膨らむ。
鹿島 ドバイ都市交通システム 800
アルジェリア東西高速道路 1,900 2010年2月に引き渡し予定が進捗率6割。
大成 アルジェリア東西高速道路 1,900
清水 ドバイマリーナハウス&タウンハウス 540 完成が08年6月から10年明けにずれ込む。
インターチェンジNo.8 220

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2009年12月 9日 (水)

ドリーム・インキュベーター主催のセミナー 09/12/08

韓国・台湾
  • 韓国・台湾企業はなぜ強いか? (1)ボリュームゾーンを狙う、(2)品質は市場ごとに変える、(3)基礎研究はやらない、(4)ブランド化。
  • 韓国・台湾:柔軟な減価償却費の仕組みを作る。「半導体では、技術で負けたのではない。制度で負けたのだ」。 他の国とのイコール・フッティングの制度を作らなければ国際競争には勝てない。
  • DVDの記録メディア:装置産業、減価償却費が利益に直結する。
  • 台湾と中国は仲がいい。仲が悪いと思っているのは、日本だけ。理由は、文化的に近いから。中国に進出するなら、台湾企業と組むべし。

欧米
  • 植民地を持っていたので、どうやって支配するか、どうやって働かせるか、という概念がある。
  • 欧米では、まず、市場でどのように勝つかを考えてから行動する。日本は、持っている技術を洗い出して、それをどのように売るかを考える。
  • アメリカではビジョンを示して、ロードマップを提示する。何が必要かが示されているので、技術開発投資がやりやすくて、ベンチャー企業が創業しやすい。

優良企業の戦略
  • 優良企業の競争力の源泉:「オープン領域を支配するブラックボックスを持つこと」。自分の周りはオープン領域として、知財を公開し、新規参入を促進。価格競争を起こさせて、自分の周りは、低価格を実現。自分の領域はブラックボックスで高価格を守らせる。
  • 優良企業の競争力の源泉:技術の進化を独占する。知財だけではなく、何重にも新規参入を阻止する仕組みを組み込んでおく。
  • <女王蜂の戦略>:自分はじっとしていて、周りを働かせる。
  • 「標準化」に技術はさほど重要ではない。標準化されてしまえば、量産効果で安くなるので、価格競争で結局、勝ってしまう。

スマートグリッド
  • 今後、20年間は、技術革新はスマートグリッドを中心に発展していく。
  • アメリカがスマートグリッドに熱心なのは、停電を防ぐためではなく、標準化をしてもうけるため。
  • 新興国では、そもそも大型の発電所が少ないので、分散電源が普及したら、集中的に発電する仕組みは入り込む余地がない。
  • スマートグリッドが普及するとすべての電気製品には、情報通信のためのチップが付くだろう。
  • 数年後には、日本の電力関係企業はアメリカ製の部品を買わざるを得なくなっているだろう。

日本
  • 日本が強いのは、「すり合わせ型ですり合わせ情報のブラックボックス化が維持できる。革新的な技術革新が起こりにくい」分野。デジカメは、未だ世界シェアトップ。画素数を増やすと、全体の部品を設計し直す必要がある。技術の相互依存性が極めて高い。
  • かつて、欧米は日本に学んだ。今度は、日本がサムソンに学ぶべきだ。
  • 国の産業政策はトップランナー支援型であるべきだ。制作の連携とは、癒着とは異なる。外国では、政治家が自国の製品をアピールするのは当然のことだ。政府と企業は国レベルでの競争を勝ち抜くためのパートナーだ。今後は、技術、戦略、政策を掛け合わせていく必要がある。
  • 外国には、寿司そのものではなく、寿司を作るためのシステム(米、炊飯器、ネタ、醤油、酢を最適に組み合わせたもの)を売らなければならない。
  • 日本が勝つためのポイント:(1)シナリオから考える、(2)モジュール単位で考える、(3)国と政策で連携する。

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2009年12月 4日 (金)

そもそも、なぜドバイはそんなに繁栄したのか?

そもそも、なぜ、砂漠で、石油も出ないドバイがこれほど繁栄したのかを考えてみました。

Wikipediaの「ドバイ」

歴史
  • もともと漁業や真珠の輸出を産業の主とする小さな漁村だった。
  • 1830年代にマクトゥーム家が、アブダビから移住。これに伴ってドバイ首長国が建国された。
  • 1853年に他の首長国と同時にイギリスの保護国となる。
  • 統治を担ったイギリスはこの地を、東インド会社に到るための貴重な中継地とした。
  • 20世紀になると、歴代の首長の推進をもとに自由貿易の政策を採ったことで、周辺地域の商人達の拠点となり、中継貿易港としての色合いを濃くする。
  • 1959年にクウェートからの借金をもとにして、ラーシド首長の推進により社会資本の近代化が図る。
  • 1958年のアブダビにおける油田の発見に続き、1966年にドバイ沖の海底油田が発見される。
  • 1971年のイギリス軍のスエズ以東からの撤退に伴って、他の6の首長国とともにアラブ首長国連邦をこの地に結成。ラーシド首長を指導者に据え、原油依存経済からの脱却の取り組みと産業の多角化を進める。

宗教的制約
  • 飲酒、服装、娯楽、食生活についての制約は少ない。豚肉の料理を出すレストランさえある。
  • ドバイでは許可されたホテルやレストランがあり、警察署の発行する許可証があれば酒類を市中で購入することができる。国外からの持ち込みも可能である。
  • 外国人なら、女性であってもノースリーブに短パン、タンクトップなどといった、欧米と変わらない服装で町中を歩くことが許されている。

産業
  • 元来の石油埋蔵量の少なさにより石油依存型経済からの脱却を志向せざるを得なかった。
  • 特に1980年代の半ば頃から経済政策として『産業の多角化』を積極的に進め、国をあげて中東における金融と流通、および観光の一大拠点となるべくハード、ソフト双方のインフラストラクチャーの充実に力を入れた。
  • 1981年に開設された『ジュベル・アリ・フリーゾーン(JAFZ)』は、外資の直接投資の自由や外国人労働者の雇用の自由を完全に保障する経済特区で、その性質から外国企業や資本の進出を多大に促進した。1980年代には中東における一大流通拠点としての地位を獲得した。
  • 世界の主だった金融機関が進出してきたことから、ドバイは名実ともに中東の金融センターとしての位置を占めることに成功した。このため「中東のシンガポール」と呼ばれることもある。

考察
  • もともと貿易港として栄えていた。そこに、名君が現れて、産業発展に尽くした。
  • 石油が見つかった。でも、埋蔵量は多くなかった。
  • 石油の埋蔵量が豊富な国に囲まれていているが、それらの国は、近代国家にはなり得ない宗教上の戒律があった。それらの産油国は、王族による絶対君主制で、宗教上の戒律を守ることで、統治の正当性を図ってきた。だから、宗教上の戒律をゆるめるわけにはいかなかったのだ。
    • 金利の否定→近代経済学・ファイナンス理論の否定。
    • 飲酒と豚肉の否定:多様な食生活の否定。酒も飲めなくて、料理もおいしくないところに人がくるのか?
    • 男女平等の否定:人口の半分が能力を発揮できない社会。
  • 周りの国は、『近くで、同じ民族で、絶対王政で、なおかつ、戒律の緩い国』が必要だったのだ。
  • そして、ドバイは、「戒律」よりも「産業発展」を選択せざるを得なかったし、投資してくれる国も必要だった。
  • ここで利害が一致した。周りの国の「自国では運用できないオイルマネー」が流れ込むこととなった。
  • ナキール社の幹部に会った人の話。「彼らにコストという概念は無いようだ」
  • ドバイの2009年のGDPは約4兆円と予測されており、ほぼ青森県と同じ経済規模である。【??? 青森県が実はすごいのか? ドバイが実は小さいのか?】

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2009年12月 3日 (木)

主なリチウムイオン電池関連銘柄一覧

 関東電化工業 <4047> (東1・化学)=電解液
 日本電気硝子 <5214> (東1・ガラス・土石製品)=電極材
 日本電工 <5563> (東1・鉄鋼)=電極材
 中央電気工業 <5566> (東2・鉄鋼)=電極材
 ジーエス・ユアサ コーポレーション <6674> (東1・電気機器)=電池
 NECトーキン <6759> (東1・電気機器)=電池
 新神戸電機 <6934> (東1・電気機器)=電池
 FDK <6955> (東1・電気機器)=キャパシター

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日本の株式投資用ハッシュタグ作成

よろしければ、使ってください。

#kabu_jp

http://twitter.com/#search?q=%23kabu_jp

http://hashtagsjp.appspot.com/tag?q=%23kabu_jp

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2009年12月 2日 (水)

清水建設 「ドバイショック」で上値重く 日経産業新聞 09/12/01

ドバイ
  • 現時点で「支払いの延期要請を受けていない」
  • 清水建設は、2006年にドバイの人工リゾート島「パームジュメイラ」で高級分譲コンドミニアム「マリーナ・レジデンス・アンド・タウンハウス」を建設工事を受注した。
  • 発注者はドバイ政府系開発会社のナキールである。清水建設の受注額は540億円で、各社の受注競争が激化するなかでは注目の大型工事だった。
  • 当初の完成予定時期だった08年6月を過ぎても工事は続いている。来春までに工事は完成するとしているが、工期延長に伴い工事費が膨れあがっている可能性がある。
  • すでにドバイでは発注者から建物の仕様変更を求められて工期が遅れ、増加したコストの負担をめぐりトラブルになったケースが出ている。
  • ナキールの親会社である政府系持ち株会社のドバイワールドは債務の返済延期を求めるとしており、株式市場には、清水建設がナキール発注の工事で予定通り代金を回収できなくなるとの懸念がくすぶる。

公共工事
  • 清水建設は建設大手では比較的、官公庁工事への依存度が低い。
  • 群馬県の八ツ場ダムをめぐっては、ダム本体工事の受注を目指して入念に入札の準備をしていたのが、政権交代に伴う工事中止で肩すかしを食うなど影響は小さくない。
  • 「民間の設備投資が減少しても採算性の高い公共工事で補うというシナリオが崩れ、買い材料は見当たらない」(みずほインベスターズ証券アナリスト)

工事損失引当金
  • 09年3月期には海外工事を中心とした工事損失引当金を前の期と比べ2倍の423億円計上したが、むしろ市場関係者には「清水建設は他の大手ゼネコンよりも海外工事のリスクへの対処が進んでいる」と映っていた。
  • ドバイショック以降は「今回の件を想定して引当金を積んでいるとは考えられない」

他社
  • 同様のリスクはナキールから海底トンネルやホテルを受注している大成建設にもある。
  • ドバイ政府道路運送局から無人鉄道システム「ドバイ・メトロ」の建設を受注している大林組や鹿島も株価急落に見舞われた。


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2009年12月 1日 (火)

ジム・ロジャーズ 日経ヴェリタス 09/11/29

地道に調査研究
  • 世界一周旅行など奇抜な言動が話題になるが、投資対象を地道に調査研究する勤勉さが真骨頂だ。
  • 若いころは、カナダ、英国、日本、オーストラリアなど、数カ国の新聞のほか、さまざまな雑誌や業界誌などにも目を通していました。世界中の新聞を読んで、世界で何が起きているかを知ろうとした。
  • 年に数百社のアニュアルリポート(年次報告書)も読んだ。
  • 財務諸表のデータを、時系列で分析するデータ表も自分の手でつくって、会社の財務状況を分析した。
  • とにかく、膨大な量の調査をした。
  • 世界中に、安い投資案件はたくさんある。しかし、割安だからといって、そのまま価格が上がるとは限らない。なぜ安いのかという理由が大切だ。調べるしかないのだ。

会社分析ではバランスシートに重点を置く
  • バランスシートを理解しなければ、会社を知ることはできない。利益を上げるためには工場など、さまざまなものが必要だからだ。
  • 会社はよく信用しがたい業績予想を発表する。そんなときは、バランスシートをみて、会社が予想を実現できるだけの十分な資本を持っているかどうかを見極めればいいだ。
  • リーマン・ブラザーズなどは金融危機の前には、大きな利益成長を遂げていましたが、バランスシートをみれば、そうした利益がおかしいことに気づいたはずだ。

投資に関する恩師、尊敬する投資家
  • 恩師に当たる人はいないが、もちろん、成功した投資家には敬意を抱いている。

アドバイス
  • 何でもいいので、自分の関心のある分野に関する本を、できるだけ多く読むことを勧める。
  • 基礎的なことを学んだら、自分の情熱や関心の対象について、深く探求していけば投資家として成功できるかもしれない。
  • よく用心すること。他人の意見に耳を傾けてはいけない。
  • とにかく待つこと。道ばたにお金が落ちていて、それを拾うだけという状態を見つけるまで待つこと。
  • みんなは、とっておきの情報をほしがり、すぐに金持ちになりたいと考える。しかし、投資の世界で勝つというのは難しいことだ。少なくとも私にとっては難しかった。
  • 自分でちゃんと勉強をして、本当に確かなものを見つけるまでは、ほとんどの場合、何もしないことだ。

推薦図書


<参考>ウォーレン・バフェットの言葉
  • バッターボックスに立ち、ピッチャーがあなたにボールを投げる。一日中本当に好きなボールだけを待って、野手が眠りかけた時に踏み込んでヒットを打てばよい。機会損失を除けば何のペナルティーもない。


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