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2009年12月 9日 (水)

ドリーム・インキュベーター主催のセミナー 09/12/08

韓国・台湾
  • 韓国・台湾企業はなぜ強いか? (1)ボリュームゾーンを狙う、(2)品質は市場ごとに変える、(3)基礎研究はやらない、(4)ブランド化。
  • 韓国・台湾:柔軟な減価償却費の仕組みを作る。「半導体では、技術で負けたのではない。制度で負けたのだ」。 他の国とのイコール・フッティングの制度を作らなければ国際競争には勝てない。
  • DVDの記録メディア:装置産業、減価償却費が利益に直結する。
  • 台湾と中国は仲がいい。仲が悪いと思っているのは、日本だけ。理由は、文化的に近いから。中国に進出するなら、台湾企業と組むべし。

欧米
  • 植民地を持っていたので、どうやって支配するか、どうやって働かせるか、という概念がある。
  • 欧米では、まず、市場でどのように勝つかを考えてから行動する。日本は、持っている技術を洗い出して、それをどのように売るかを考える。
  • アメリカではビジョンを示して、ロードマップを提示する。何が必要かが示されているので、技術開発投資がやりやすくて、ベンチャー企業が創業しやすい。

優良企業の戦略
  • 優良企業の競争力の源泉:「オープン領域を支配するブラックボックスを持つこと」。自分の周りはオープン領域として、知財を公開し、新規参入を促進。価格競争を起こさせて、自分の周りは、低価格を実現。自分の領域はブラックボックスで高価格を守らせる。
  • 優良企業の競争力の源泉:技術の進化を独占する。知財だけではなく、何重にも新規参入を阻止する仕組みを組み込んでおく。
  • <女王蜂の戦略>:自分はじっとしていて、周りを働かせる。
  • 「標準化」に技術はさほど重要ではない。標準化されてしまえば、量産効果で安くなるので、価格競争で結局、勝ってしまう。

スマートグリッド
  • 今後、20年間は、技術革新はスマートグリッドを中心に発展していく。
  • アメリカがスマートグリッドに熱心なのは、停電を防ぐためではなく、標準化をしてもうけるため。
  • 新興国では、そもそも大型の発電所が少ないので、分散電源が普及したら、集中的に発電する仕組みは入り込む余地がない。
  • スマートグリッドが普及するとすべての電気製品には、情報通信のためのチップが付くだろう。
  • 数年後には、日本の電力関係企業はアメリカ製の部品を買わざるを得なくなっているだろう。

日本
  • 日本が強いのは、「すり合わせ型ですり合わせ情報のブラックボックス化が維持できる。革新的な技術革新が起こりにくい」分野。デジカメは、未だ世界シェアトップ。画素数を増やすと、全体の部品を設計し直す必要がある。技術の相互依存性が極めて高い。
  • かつて、欧米は日本に学んだ。今度は、日本がサムソンに学ぶべきだ。
  • 国の産業政策はトップランナー支援型であるべきだ。制作の連携とは、癒着とは異なる。外国では、政治家が自国の製品をアピールするのは当然のことだ。政府と企業は国レベルでの競争を勝ち抜くためのパートナーだ。今後は、技術、戦略、政策を掛け合わせていく必要がある。
  • 外国には、寿司そのものではなく、寿司を作るためのシステム(米、炊飯器、ネタ、醤油、酢を最適に組み合わせたもの)を売らなければならない。
  • 日本が勝つためのポイント:(1)シナリオから考える、(2)モジュール単位で考える、(3)国と政策で連携する。

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