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2009年8月

2009年8月31日 (月)

衆議院選挙 当落結果の整理

■小選挙区で当選
福田康夫自民元総理大臣
森喜朗自民元総理大臣(「森の伐採」ならず残念!)
塩崎恭久自民
古賀誠自民
大島理森自民
加藤紘一自民
茂木敏充自民
小渕優子自民
菅義偉自民
谷垣禎一自民
石破茂自民
細田博之自民
高村正彦自民
辻元清美社民

■比例で復活
伊吹文明自民派閥会長
町村信孝自民派閥会長
中川秀直自民
武部勤自民元幹事長
与謝野馨自民財務・金融相
小池百合子自民
野田聖子自民
額賀福志郎自民
甘利明自民
高市早苗自民

■落選
山崎拓自民元副総裁
中川昭一自民元財務・金融相
丹羽雄哉自民元厚相
海部俊樹自民元総理大臣
久間章生自民元防衛相
笹川堯自民党総務会長
堀内光雄自民元党総務会長
柳沢伯夫自民元厚労相
尾身幸次自民元財務相
深谷隆司自民元通産相
佐藤ゆかり自民
片山さつき自民
今津寛自民
根本匠自民
赤城徳彦自民
船田元自民
太田誠一自民
石原宏高自民
松浪健四郎自民
橋本岳自民橋本龍太郎の二男
太田昭宏公明党代表
冬柴鉄三公明元国交相
北側一雄公明党幹事長
綿貫民輔国民新党代表
亀井久興国民新党幹事長
津島淳無所属津島雄二の長男
橋本大二郎無所属元高知県知事


◆総論
  • いずれやるべき「政権交代」をやったということで、意味があった。
  • これでようやく「政権交代をした後、どうするか」という問題を考えることができる。
  • 民主党は、「自民党以外でも政権保持が可能である」という認識が世の中に定着するまでは政権を保持しておいて欲しい。
  • 次は、理念によって政党が形成されることを望む。(これまでは、「政権交代をさせないという目標で団結している政党」、「政権交代をするという目標で団結している政党」と「特定1テーマの主張の政党」しかなかった。)
  • そもそも、どの政党も野党になる可能性があることが認識されたので、「与党の政党から立候補する」という発想が無くなったことが大きい。
  • ところで、幸福実現党、いくら金を使ったのだろう?

◆自民党で落選した人
  • 落ちた方が良かった人:多数
  • 惜しい人が落選してしまった:少数(柳沢伯夫だけ?)
  • 落選の逆境を乗り越えて、強くなって戻ってきて欲しい人:佐藤ゆかりと片山さつきだけ?

◆公明党
  • 結局、「権力」とつながるとはこういうことなのだ。
  • 「おいしい汁」も吸える代わりに、「権力」がこけるときには、道連れになるということ。
  • ところで、幹部の人たちが重複立候補しなかったのは、なぜでしょう?
  • (1)本当に勝てると思っていたから、(2)そうしなければ組織をまとめることができなかったから、(3)逆風は自民党にだけ吹くと思っていた、のどれでしょう?。
  • 共産党と共通する問題として、「少数の人にだけ強く支持されている政党は、投票率が上がると弱い」がある。まさか、自分たちの根源的な問題を知らなかったわけでもなかろうに。
  • 「投票率が上がること」=「対立候補への得票が増えること」
  • 自分たちの支持者は、暴風雨になろうが、行楽日和であろうが、選挙に行って投票してくれるが、それ以外の人たちを自分に投票させることは難しい。(だって、主張に偏りがあるのだから)
  • 何となく選挙に行って、公明党や共産党の候補に投票する人などいないのだ。
  • 【選挙に当たっての基本認識 その1】自分たちへの得票数は固定しているが、対立候補への得票は流動的である。
  • 一方で、何となく選挙に行く人は何を期待するのか? それはおもしろいこと、例えば、与党幹部の落選のような・・・。それに加えて、対立候補が美人だったりすれば、もうイチコロ。
  • 【選挙に当たっての基本認識 その2】流動的な対立候補への得票について、自分たちに不利な方向へぶれる要因はあるか? →答え:ある。
  • (1)与党幹部が落選したところを見てみたい、(2)美人候補やタレント候補に投票してみたい、・・・など。
  • 結局、「今回の選挙の投票率は高い。(世の中の関心が極めて高い)」と「有権者が何を望んでいるのか」ということに気づかなかったことが敗因である。

◆国民新党
  • 残ったなかで、うるさいのは、亀井静香だけか?
  • 郵便局関係者以外で、今更、郵政を元に戻して欲しいなどと誰も思っていないのだ。
  • 今後も、郵政民営化反対などと主張するのだろうか? それとも、そんな手垢の付いた主張は忘れて、民主党(なんといっても与党だ)と合流するのだろうか?(民主党にとっては、衆議院の3議席はどうでもいいが、参議院の5議席は大きい)

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2009年8月25日 (火)

画一的な構成員だけで成り立つ組織

コメントを投稿したのに、なぜか不採用。
2009-08-22 ちきりんも一言:日清食品の研修
ということで、こっちに記録。

問6 下記の文章について、あなたの考えを自由に述べよ。
「画一的な構成員だけで成り立つ組織の問題は、自分達が画一的であることに気がつかないことである。」

◆自分達が画一的であることに気づくとき
→それは、多様な構成員の組織に負けるとき。
 ただし、画一的な構成員の組織は結構強い。なぜなら、
  • 意思疎通がスムーズ。たとえ言葉を発しなくても、あうんの呼吸というやつで通じてしまう。
  • 常に競争が存在する。同じレベルの構成員がいるので、当事者が意識しなくても競争になってしまう。レベルが違いすぎて競争にならない、ということは起こりにくい。
  • でも、居心地はいい。たとえ競争を強いられていても、居心地はいい。だから、構成員が「この居心地の良さを守りたい」と頑張ってしまう。

◆では、どういうときに負けるのか?
→それは、環境変化が起こったとき。なぜなら、
  • 構成員が画一的なので、多様な解決策を提案できない。
  • たとえ、提案できても、最善策を選択できない。なぜなら、
    • これまで、あうんの呼吸で決まっていたから、議論をして、最善策を絞り込むということが苦手。(多様な構成員の組織であれば、絶えず、意見の衝突があるから、絶えず、意見をすりあわせるために議論しているはずだ。)
    • 意志決定の基準が、「競争に勝つため」ではなく、「みんなが納得する」、あるいは、「みんなで痛み分けする」ということになりがち。

結局、日清食品が勝ち続ける限り、「画一的な構成員の組織」であり続けると言うこと。
日清食品の人の弁:勝っているのだから文句はないだろう。(←勝手に想像)
→はい。ありません。

でも、食品という家庭では女性が担当する商品を扱っている会社が男性社会というのはやや意外です。

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2009年8月15日 (土)

東洋経済 090725 トヨタ土壇場

  • リーマンショック後の販売台数急減後に自動車メーカーが打った手は一つしかない。販売減以上の減産、それだけである。
  • 結果、在庫の水準は、リーマンショック前の水準に回復した。
  • 破綻した2メーカー以外では、どのメーカーも工場を閉鎖していない。その結果として、全世界では、8760万台の生産能力が温存されている。
  • アメリカには、2.5億台の自動車があり、毎年5.5%が廃車・更新される。つまり、1375万台の需要がある。
  • しかも、移民と出生増により、免許保有者が毎年200万人増えている。
  • つまり、1375万+200万≒1600万台がアメリカの年間市場規模となる。
  • ただし、免許保有者あたりの自動車保有台数は1.2台で、過剰な自動車保有が解消されるまでは、自動車生産は上向かない。
  • アメリカには、愛国心とアメリカ政府がバックに付いている安心感のため、GMやクライスラーの車を買いたいという消費者は多い。
  • また、日本には200万台分の過剰生産能力がある。
  • 頼みの新興国は、地産地消型であるため、現地の生産と雇用が増えるにすぎない。



◆とりまとめのページ

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日本経済はV字回復する 長谷川慶太郎



◆基本認識
  • 今後は、デフレの時代が続く。そうなれば余剰資金が金融市場に流れこむことになるので、金利は大幅に低下する。
  • デフレが定着するれば、低金利が長期化する。もし高金利の金融商品があれば、それは詐欺である可能性が極めて高い。
  • 投資先を求める余裕資金は確実な公共事業投資に向かう。
  • 19世紀の24年間のデフレにスエズ運河、パナマ運河、アメリカ大陸を東西に結ぶ3本の鉄道、シベリア鉄道が低金利の長期債を原資に作られた。現在がまさにそのような時代である。

  • 金融危機による消費不況対策として、社会資本の整備がある。その資金は国債の発行でしかまかなえない。
  • デフレ下では、物価が下がるだけでなく、金融面では巨額の余裕資金が滞留する。日本の定期預金の増加ペースは1日に1兆円にも上る。
  • これほどの余裕資金のある国の経済が破綻することはない。
  • オバマ大統領は、幹線道路(ハイウェイ)と光ファイバー網(情報スーパーハイウェイ)の二つのハイウェイ整備によりアメリカ経済の不要と雇用問題の解決を図ろうとしている。

◆中国
  • 中国は支配体制の延命策として、公共事業を行っている。
  • 中国の技術レベルは、低付加価値の消費財についての加工貿易のレベルを脱していない。
  • いつ、どのような形で農民工の不満が爆発するか分からない。水面下では、暴動に備えて、人民解放軍をの動員計画を着々と進めている。

◆原子力発電所
  • 原子力発電所の建設技術は、もはや三菱重工業、東芝、日立製作所の3社に集約された。
  • 原発用の大型発電機、タービン等の重要部品等を製造できるメーカーは海外には存在しない。
  • 現在建設中の原発は、36基、計画中が93基となっている。今後、20年間に新設される原発は150基という予測もある。
  • 原発の関連企業として重要なのは、圧力容器等を製造しているIHIである。

◆LNG関連
  • LNGの輸送船の製造技術は、川崎造船、三井造船、LNG基地の建設は、千代田化工建設、日揮が強い。

◆薄型テレビ
  • 「薄さ」だけにこだわった日本メーカーは全敗し、安さだけを追求して、トップダウンで変わり身の早い韓国のサムソン・LGと中国メーカー1社ぐらいが残るだろ。



◆とりまとめのページ

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2009年8月 7日 (金)

バットマン ビギンズ&ダークナイト



レンタル屋に「ダークナイト」を借りに行ったところ、『「ビギンズ」を先に見ないと分からないですよ』と言われて、両方借りて見た。
両作で一番いいのは、マイケル・ケインの「いい味」な演技だと思います。

◆ビギンズ
単に序章として見たけど、エンターテイメントとしてはこっちの方がいいかも。
渡辺謙さんお英語は、ずいぶん練習しただろうなとは思うけど、あっさり死んじゃうのね。

◆ダークナイト
テーマは、合理的でなく、混乱を起こすことだけが目的の敵とどう対峙するか、という点と、善人が何かをきっかけに悪に落ちていくことだと思うのだけど、イマイチ、ついて行けないような。
深いテーマなのだから、しっかり描けよ、というのが感想。
スターウォーズのエピソード3でも感じたことだけど、善人が悪に落ちていくところといいうのは、映画としていいテーマだと思うのに、なぜかちゃんと描かれない。
アメリカ人はあっさり悪の道に落ちていくから、描く必要はないのだろうか?

◆女優さんについて
レイチェルを演じた二人とも好きです。映画生活には、ぼろくそに書かれているけど。
「ダークナイト」に出ていたマギー・ギレンホールの記事を見つけた。
女優というのは、美人である必要はないのだ。魅力的であることが必要なのだ。

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シッコ

  • アメリカ人の病人たちがキューバの病院に入っていくときの後ろ姿を見て思った。アメリカ人が今の食生活を続けている限り、健康保険の国民皆保険なんて実現してもすぐに破綻する。
  • ムーア監督は、アメリカ人の平均寿命が短いことを指摘していたが、原因は保険制度にあるのではなく、食生活にあると思う。
  • 保険制度の国際比較も大事だが、国民の体型比較もやってみろと言いたい。明らかにアメリカ人の体型は、他の国の国民と比較して太っている。
  • 国民皆保険が成立する条件として、(1)国民の健康の水準が高い、(2)医療費がタダだからといって無制限に使おうとするモラルハザードが起きないような仕掛け(患者、医者双方に)があることが挙げられるがその点は触れられず。(多分、そこまで頭が回らなかったのだろう)
  • 以下、なぜアメリカで国民皆保険が成立しないのかについての推測
    • もともとアメリカの開拓精神として、自分の問題(健康問題も含まれる)は自分で解決するという意識が強い。だから、みんなで助け合うという発想が成立しにくい。
    • 昔、もともと問題のある制度があった。その制度を前提として、制度を変えることに影響力のある人たち(医師、保険会社、政治家、金持ちなど)が自分たちにさらに都合が良くなるように制度を変えた。
    • だから、現状の仕組みは、「制度を変えることに影響力のある人たち」にとって、とっても都合がいい。この制度を変えようとするとムキになるもの理解できる。
    • 一般のアメリカ人も、バカ食いして健康を害している隣人たちがいることを知っている。そんな隣人たちの医療費を負担させられると考えると彼らもゾッとするだろう。
  • 確かにアメリカの現状を知るという意味では、おもしろかった。
  • 仮想敵国のキューバの消防士と9.11テロで救助活動をしたときに健康被害にあった消防士が交流するところはムーア監督らしい。

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容疑者Xの献身

ネタバレあります。注意してください。

天才数学者がやったことが全く理解できない。
何がどう合理的なのか?
死体が出てこなければ、あるいは、出てきても身元が確定できなければ、第2の◆◆なんてする必要は全くなかった。
天才数学者が山の頂上で物理学者に言う。「おまえがこの謎を解いても誰も幸せにならない」
それは違う。おまえが「第2の◆◆」なんてしたからみんなが不幸になったのだ。

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2009年8月 2日 (日)

404 Blog Not Found 「資本主義の難点 - 書評 - 新しい資本主義」

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51240258.html

  • 金持ちの最大の罪は、お金を使わないこと。
  • 全員に平等に配ると全員がもらう一方になってしまうという状況が発生する。ソ連が崩壊したのはフリーライダーの重みに耐えられなかったからだというのは反論しがたい。
  • 乗り越えなければならないのが、なんといってもエネルギー問題だ。逆に言えば、エネルギー問題さえ解決してしまえば、経済問題は問題にならなくなると言ってしまって過言ではない。
  • 何が足りないといったら、エネルギーが足りない。フリーにしても差し支えないほどの食い物も確保できている。通信は事実上フリーになった。エネルギーはまだだ。しかしめどは既に立っている。
  • なぜ現代人のほとんどが、お城に行ってみたいとは思っても住みたいとは思わないかと言えば、お城より「ウサギ小屋」の方がよっぽど快適だからだ。金持ちであることのメリットは、産業革命以来驚くほど減っている。そしてさらに減り続けるだろう。メリットがなくなるところまで。
  • イノベーションが、必要なのだ。少なくとも一個。

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